2
休憩時間。コットンがクラスの皆を呼んで、属性当てゲームが始まった。
皆、自分の属性は分かっているが、他の人は知らないと言う人たちが多く。それだけ、自分達のマギアに集中して勉強している証拠だと感じた。ゲームは盛り上がり、マーネは皆の属性を聞いて分かったことがあった。
「火や水属性が多いんですね。」
「そうだねー、帝国出身の人達は火属性の人多いよ!」
「昔話に出てくる精霊との関係が深い土地に産まれたらその属性になるって聞いたことあるぜ。」
「テイカはキセツ出身だから水属性ってこと?」
「まぁ、多いのは確かですが…。他の属性を持っている人達もいます。ガセネタでしょう。」
「違う違う!産まれやすいってだけだよ。」
「次に多いのは風と土。その次が闇で。光属性はかなり珍しいよね。」
視線がマーネに集まる。最初こそ好奇な目で見ていたが、マーネの純粋無垢な笑顔に皆はそろって心配そうに溜め息をついた。やれ、誘拐されるだの、研究対象になるだの不穏なワードが増え始めたので、マーネは心配かけまいと、慌てて大丈夫です!と両手をあげる。
「フィシトル先生に鍛えてもらってますから。皆が心配するようなことにはならないと思います。」
マーネの言葉に確かにと皆が頷いた。クラスディオの生徒達は、フィシトルが勤務し初めての授業で地獄を見ていた。基礎体力作りとして軽く運動する授業だったはずなのに、フィシトルVSクラスディオで鬼ごっこすることになる。しかも逃げるフィシトルを捕まえられなければ、一階から五階までの階段を三往復するというペナルティ付きだった。皆で協力して作戦を立ててやってみたが、フィシトルは捕まえられず。誰もが騎士団流のトレーニングなんてついていけるか!と力尽きていくなか、マギアを使わずクリアした者が一人いた。それがマーネだった。え、クリアしてるぞ!??とみんなの心が一つになった瞬間だった。




