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「マーネの力と身体能力を最大限に活用出来るこれは光属性と相性が良いだろう。他にもマギアをいくつか教えておこうか。目眩ましとか、…治癒とか。私に出来ることは全てマーネにも出来るからね。」
「お手柔らかにお願いします…。」
懇願するマーネのお願いに、フィシトルは無言で微笑んだ。フィシトルとの訓練は訓練室から追い出されるギリギリまで続き。訓練が終わる頃にはマーネはくたくたで、マギアの使い過ぎで頭が朦朧としていた。フィシトルもマギアを使っていたのに平気そうなのは慣れなのだろうか。訓練室の外、屋上から見る景色にフィシトルは微笑んだ。生徒達が楽しそうに笑い合ってる姿が見える。
「ここは平和だな。君もそう思うだろ?」
フィシトルは訓練室の影から現れた人物に目を向ける。
「……イチカ先生から頼まれて来ました。」
ヨルはやれやれと肩を落としながらマーネをチラ見する。
「とても良い訓練室だった。中は防音で、衝撃、マギアを吸収する壁と床。誰が作ったのか、この技術に脱帽したよ。」
「特殊な学校なので。先生も生徒も特別ですよ。建物の構造も変なのが多いです。」
ヨルが興味なさそうに答えると、フィシトルは青い瞳を少し細めた。
「君もか?」
「…………。ノーコメントで。次の指導はクラスエナです。場所は分かりますか?」
作り笑いを浮かべながら、敬語で話すヨルにフィシトルは息をついた。
「ああ、大丈夫だ。その前にマーネをクラスへ連れていこう。」
フィシトルがぼーっと座り込むマーネを抱き上げ、歩き始めると、ヨルがその道を阻んだ。




