↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Mane'n Nox  作者: Amber
67/73

3

さて、とフィシトルが立ち上がる。

マーネから距離をとって対面すると、胸元に拳を当てて瞼を閉じた。備えてあった剣を1本手に取る。


「じゃあ、そろそろ始めようか。まずは今の実力を見せて貰おう。」


フィシトルの言葉に返事をして、マーネも立ち上がる。今日選んだ大剣を構えた。


「打ち込み50回!」


フィシトルの言葉に間合いを詰めたマーネの大剣が上から振り下ろされる。ガキィンとぶつかり合う音が響いた。体重をかけているのに、フィシトルはよろめきもせず、軽くいなしただけでマーネは横へ吹き飛ばされる。マーネは何度もトライした。角度を変えたり、タイミングをずらしたり、やれることはやってみた。しかしフィシトルはマーネの動きを予測して衝撃を流して受け止める。打ち込み50回を終えたときマーネは流れ出る汗を拭う。一方、フィシトルは息さえも乱れていなかった。


「成る程…。武器は自分で選んだのか?使い慣れていないみたいだが…。」


フィシトルは指摘にマーネは肩を震わせた。


「え、っと実は…。いろんな武器を試してはいるんですが、どれもしっくりこなくて…。一番使い勝手が良かったと感じたのは短剣でした、でも、それだと中距離で苦戦してしまうんです。対人訓練だとそれが顕著に分かってしまって。同じ武器だと対策されてしまう可能性もあるので、色々使い回してました。」


「…それだと手に馴染むのに時間がかかるね。使うなら1つに決めて、対策された時の対策をするへきだ。」


「…はい。」


マーネは静かに納得する。そのうち良い武器が見つかるだろう。と調整を怠っていた自分が悪かったと反省する。明らかに落ち込むマーネを見て、フィシトルは微笑んだ。


「運動神経は良いんだ。それを活かす武器を使えば良いだけだから、私も剣が一番得意な武器ではないし。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。