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「いやー、今回はかなり難しくしたんですけど、何と満点が二人います!先生は嬉しくて、涙が…。良く頑張りました!イチノセくん、ブライトくん。」
二人の名が上がり、自信があったマーネはしょんぼりと肩を落とした。ポケットの中にいたオルレアはそんなマーネをとんっと叩いて励ます。
マーネはどこが間違っていたんだろうと頭を抱える。もう少し寝ずにあの部分を勉強すべきだったかもと反省していると、イチカ先生が1人ずつ名前を呼びはじめた。自分の番がくるのが怖くて唸っていると、前の席にいるコットンがくるっと向きを変えてマーネの手を握った。
「大丈夫よ。ノクスウェルさんが頑張ってたの知ってるんだから。きっと良い点数に違いないわ。私もこの瞬間はいつもドキドキするのよね…。」
「…はい、ありがとうございます。」
コットンの優しさが胸に染みる。マーネもコットンの手を優しく握り返した。
テスト用紙が返ってきて各々が反応を示すなかついに自分の名前が呼ばれ、マーネは返事して席を立つ。イチカ先生がいる教卓まで歩くと目をつむって両手を差し出した。イチカ先生がふふっと笑うのが聞こえたが気にしない。マーネは直視するのが怖かった。頑張った結果もし駄目だったら…。マーネは緊張で身体が強張る。
「ノクスウェルさんも頑張りましたね。」
イチカの言葉を聞いてそおっと目を開ける。テスト用紙には黒い字で80と書かれていた。マーネは顔を上げてイチカを見た。頷くイチカを見て間違ってないことが分かると、満面の笑みでコットンと抱きあった。2人で喜びを分かち合っていると隣のヨルから手が伸びてきてテスト用紙を取られたことに気付く。
「…まぁ、悪くはない。」
ヨルの苦しげな褒め言葉にマーネはコットンと顔を見合わせ笑い合った。




