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「歴史から属性相性、兵法、魔道具、マギアに関する勉強は毎日質問するから答えられるようにしといてね。」
「あ、ありがとうございました…。」
ヨルのスパルタレッスンが終わり、マーネはくたくたと床へ座り込む。もう動けないと肩で息をしながら吹き出す汗を拭う。マーネは走りながらヨルの問題に答えて、間違えたら追加でもう一周走らされるを繰り返し、体力には自信があったがそれでも疲れてしまった。
「…ヨルさん、何か嬉しそうですね?」
「まぁね、苦しむ姿を見てざまぁみろとは思ってるよ。」
マーネが間違えた時、ヨルは普段見ない笑顔でもう一周と告げていたのだ。にこにこと答えるヨルにマーネは不思議そうに首をかしげる。
「何か悪役みたいな台詞ですね?ヨルさんは…わたしの事嫌いですか?」
「そうだよ、嫌いだね。オレ達が持ってないもの全部持ってる光属性。好きになる訳ないでしょ?」
当たり前だと淡々と答えるヨルにマーネは笑った。
「わたしは嫌いじゃないです。仲良くなれたら嬉しいって思っています。」
「…そういうとこが嫌いなんだよ。」
マーネの言葉にヨルが顔を歪める。少し苦しそうにボソッと呟いたヨルの言葉はマーネには届かない。視界が暗転し、気付けば2人とも生徒会室に戻っていた。2時間経ったという事なんだろうか。
「次のテストまであと一週間。明日もやるから。」
ヨルはそれだけ言い残すとマギアを使って消えた。
「うん、寮の前まで連れていって欲しかったな…。」
明日は全身筋肉痛になりそうだとマーネは震える脚を叱咤し立ち上がった。




