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「取り敢えず、ようこそ生徒会室へ。って言うとこか?ヨル・ブライト、お前もマーネちゃんの横に座り。どうせ、カジも呼んでるんやろ?アイツが来るまで大人しくしときや。ここで争うんはなしやで。」
ゼファはヨルに忠告すると、ノーランの隣へ立つ。渋々座るヨルは文句を言いたげな顔でマーネを見るも、マーネはニコ・テトラと、ネコ・テトラの2人からクッキーを勧められて気づいていない。
「…ノクスウェルさんを助けに来たんだけど、必要なかったかもね。」
ヨルの拗ねたような言葉にマーネは慌てて身を乗り出す。横で聞いていた姉妹も口に手をあてて聞き耳を立てた。
「そんなことない!ありがとうございます、ヨルさん。助けに来てくれて。」
「ごめん…別に感謝して欲しかった訳じゃない。オルレアがかなり心配してたよ。ていうか馴染みすぎでしょ。普通連れ去られたんだから、怖くならないわけ?」
「前にも誘拐された事があるんです。その時はオルレアが助けに来てくれて、もっとこうすれば良かったっていう後悔があったんですけど…。ここは学校なのでそんな大事にはならないかなって思ったら、大丈夫でした。それに、オルレアは絶対に助けに来てくれるって信じてますから。」
「ふーん。」
マーネはそう言うとヨルの頭に乗っていたオルレアを掌に乗せて頬を寄せあった。トラウマになりそうな事件を経験してるのにマーネはそれを感じさせない。過ごしてきた日々の積み重ねがマーネの性格に影響を与えているのだろうか。ちょっとやそっとじゃ動揺しないってか。ヨルはマーネの逞しさに何ともいえない気持ちを感じ、眉をしかめた。
「そうだ!これ美味しいから食べてください。」
「ムグッ。」
ヨルはマーネに口に押し込まれたクッキーを咀嚼しながらクッキーも知らないのかと更に複雑な気持ちになった。




