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「なんや全員帰ってきたやん。思ってたより早かったな。お疲れさん。マーネちゃん、こいつら旧生徒会メンバー。あそこの眉間に皺寄せてる眼鏡がノーラン・シドやで。」
「は、初めまして?」
「……。」
ノーランはつかつかと部屋の奥に向かい、デスクに座った。一瞬目があったので、腕を組むノーランに挨拶するが無視された。怖くなったマーネが更にゼファの後ろへ移動すると、何故か眉間のシワが深くなるノーランに冷や汗が止まらないマーネ。怒ってるのかな…?とさっきまで普通に遊んでいた自分を思い出し、少し後悔した。
「ちょ、ちょっと!あたしがせっかく作った檻壊れてるんだけど!!?」
「トラエスしてるの~?良いな、わたしもやりたい~。」
マーネは突然両隣からふわりと良い香りに包まれて驚く。なんと柔らかいお姉さま方に抱き締められていた。
「この子自由じゃない。どうなってるのよ。」
「可愛い~、一緒に遊ぼう?」
「この五月蝿い二人は姉妹で、ニコ・テトラとネコ・テトラ。薄紫の髪がニコで、薄桃色の髪がネコやで。後ろにおる無愛想な茶髪がクラウス・リーガル。」
テトラ姉妹はマーネにピースすると離れた。ニコはゼファに詰め寄り、誰が五月蝿いってーえ!?と首もとを捕んでがくがくと揺さぶるが、ゼファはわははと笑っている。一方ネコはテーブルの横にある棚から違うゲームを取り出しマーネにアピールしている。遊びたいのだろうか?
紹介されたもう一人、クラウスは背後から彼等の行動に一切気を止めず、ソファーに横になって目を瞑った。マーネと話すつもりはないらしいく、固く目を瞑ったまま動かなくなったクラウス。所々に汚れや服が破けて切り傷があったりした。マーネは戦っていたヨルの姿を思い出す。怪我してないと良いけど…。
「これはどういうことだ?」
ノーランが低い声でゼファを睨み付けた。
「いやー、連れてきたんはええけど、俺等が思ってたよりマーネちゃんは何も知らんみたいやねん。巻き込んでもうたからおもてなししてたんよ。」
「おもてなしだと…?」
ゼファの言葉にノーランは立ち上がった。




