旧生徒会メンバー
長い沈黙が続く。ゼファはマーネがどう答えるか興味津々だ。マーネもゼファが何を考えているのか分からなかった。分からないことは考えてもしょうがないので、なるべく答えてくれそうな質問を探す。
「何でも答えてくれるんですよね?じゃあ、あなたは誰で、どうして時計塔の中にこんな場所があるんですか?」
マーネの質問にゼファはにっこりと微笑む。
「俺はゼファ・リディオス。クラスエナの三年生や、よろしく。マーネちゃん転入してきたんやっけ?ほんなら聞いたことないか。俺、旧生徒会メンバーやねん。今はカジ・ブライトが生徒会長なっとるけど、マーネちゃんが来る前はノーラン・シドってやつが生徒会長でな。あいつ一人にすると色々心配やさかい、手伝っとってん。ここは俺等にとっての生徒会室。ええやろ!特殊な機械使って防音対策バッチリしてるし、今のところ誰にも気付かれてへんのちゃうかな。」
なんて事ないように話すゼファを見てマーネが驚く。ペラペラと喋るゼファはマーネの質問にちゃんと答えてくれた。ゼファはマーネの様子を見てニヤリと笑う。
「その感じやと、旧体制派と新体制派のいざこざ知ってるみたいやな。どこまで知ってるんか気になるから俺も質問してええ?マーネちゃん、生徒会入ったらしいやん。あの兄弟から俺等のこと何か聞いてへんの?」
「わたしは、クラスディオの人達から相談を受けて知ったので…。」
マーネが悲しそうに答えるとゼファは成る程な。と呟いた。そして少し考える素振りを見せると、ゼファはマギアで檻を壊した。突然の行動にマーネは唖然としてゼファを見つめる。
「ごめんな。帰すことは出来へんねんけど、檻はやり過ぎかもなぁって思って。転入いつしてきたんやっけ?えっ、2日前!?そりゃあ、知らんわな!!わはははは!マーネちゃん、とんでもない巻き込まれ体質やなぁ。」
ゼファはツボに入ったようで咳き込みながら笑い続けた。




