派閥争い
昼休み。マーネは中庭のベンチに座っていた。朝に食べ損ねたマキさん特製サンドイッチをオルレアと半分こする。マーネはタマゴサンドを噛りながら真剣に悩んでいた。オルレアにクラスで話していたことについて相談してみる。
「どうしたら良いんだろう…。」
「まずは話を聞くところからじゃない?何も知らなかったんだし。」
オルレアの言葉にそうだよね。とマーネは同意する。
「話を聞こうにも、ヨルさんはすぐどっか行って捕まらないし。カジさんは何処にいるか分からないし。何かしたいけど相談してからの方が良いかなと思って…。」
「マーネが急ぐ気持ちも分かるけれど…。」
「何もしなくていいから。」
「「 !! 」」
オルレアの言葉を遮るように背後から声が聞こえてビックリしたマーネはオルレアとお互いに頬を寄せ合う。振り向けばヨルが腕を組んで立っていた。その顔はとても不機嫌そうだ。
「あんたね!!マギア使って出てこないでくれる!?」
マーネは両手で掴んでいたオルレアをベンチへ降ろす。オルレアはダンっダンっ!と足踏みしながら、ヨルに指差しながら怒りはじめた。
「ビックリした…。話聞いてたんですか?何もしなくていいから。って…。」
「そのままの意味だよ。オレと兄貴でどうにかするからノクスウェルさんは何もしなくていい。マギアの使い方をちゃんと学んでないのに首突っ込むなってこと。」
「…どうにかする。って言うなら逃げずに皆にちゃんと説明をして下さい。…怪我をする人が増えてるって、みんな不安がってましたよ。」
突き放すようなヨルの言葉にマーネは悲しそうに目線を落とした。
「それにはちゃんと理由が……。って…ちょっと盗み聞き?相変わらず趣味悪いね。」




