クラスディオ
つぎの日、マーネがクラスへ入ると、クラスメイト達が1ヶ所に集まっていた。その中心にいるのはヨルで、四方八方から来る質問に困惑していた。マーネが皆に向かって挨拶すると、中心に向かって道が出来た。ヨルと目が合うマーネ。
「あ、ノクスウェルさん!おはよう。聞いたよ、生徒会入ったんだって?!」
一人の女生徒がマーネに話しかける。ふわふわ桃色の髪の毛の女の子。マーネは名前を思い出す。確か名前はコットンさん。だったはず。
「コットンさん、おはようございます。はい、昨日正式にメンバーになりました。」
マーネがなんてことないように返事すると、周囲はざわつき始めた。コットンさんは下を向いてプルプルと震えだす始末。
「転入してきたばかりなのに、生徒会に入るなんて、なんて、なんて!羨ましい!!」
コットンはそう言ってマーネに抱きついた。これが生徒会の匂いと、コットンはマーネの首に顔を寄せ匂いを嗅ぎまくる。抱きつかれたマーネは何がなんだかさっぱりだ。
「生徒会に入れるのはクラスエナの人達だけだったんだよ!でもそれを、新しい生徒会長は許可したんだ。」
「新生徒会長って確かカジ・ブライト。ブライトさんのお兄さんだよね。」
再びヨルに集まる熱視線。ヨルは勘弁してくれとばかりに肩を落とした。
「あのさー、何回も言ってるけど、兄貴に聞いてね。メンバーを決めるのはオレ達じゃない。生徒会長だから。」
ヨルは張り付けた笑顔でそう言うと、マギアを使って何処かへ消えてしまった。あの感じだと授業が始まるまで帰ってこないだろう。ヨルがいなくなってようやく落ち着いたクラスメイト達。残されたマーネはみんなに質問する。
「わたしが生徒会メンバーになった話は誰から聞いたんですか?あの感じだとヨルさんじゃなさそうなので…。」
コットンさんが顔を上げる。それはねー、とマーネの耳に口を寄せるととある人物の名が明かされた。名前を聞いたマーネは納得する。




