生徒会
掃除が終わり、カジとヨルに生徒会室へと連行されるマーネ。
カジは書類に不備がないか確認し、判子を押す。
「はぁー、これでかなり楽になる。良い返事をありがとう。マーネ、これからよろしく頼む。実はもう一人誘ってる奴がいるんだが、なかなか良い返事を貰えなくてな…。後2、3人は増やしたいところなんだが。良さそうな奴がいたら教えてくれ。」
カジは書類を提出してくると言って急いで出ていくと、マーネはヨルと2人になった。ヨルは椅子に座って紙の山を仕分けしている。マーネはそれをジーッと見つめながら疑問に思ったことを聞いてみることにした。答えてくれなかったら、部屋の掃除でもしてカジさんを待とう。
「ヨルさんは私が生徒会に入ることに反対しないんですか?」
「……まぁね、この仕事向いてそうだし、人手が足りないのは事実だから。雑用係が欲しかっただけだよ。」
「雑用…成る程。確かに忙しそうですもんね。」
ヨルの言葉に納得したマーネは手伝おうとヨルの隣に座る。
「これは?やり方を教えて貰えませんか?役に立ちたいです。」
マーネが紙を一枚手に取る。書かれていたのは花壇の植木についての悩みとそれを相談したと思われる人物のクラスと名前だった。
「この紙の山を仕分けして欲しい。兄貴が最近悩み相談を受け付けるって言って、あちこちにポストを置いたんだけど、その結果がこれなんだよね。似たような悩み事を1つに纏めてくれる?解決する前にその人に話をちゃんと聞いてからやりたいから。あと何故か知らないけど、先生からのやつもあるからそれも別で纏めといて。特にイチカ先生とかイチカ先生のやつ。」
ヨルはそう言うとてきぱきと仕分けし始める。マーネも作業に取りかかる。ある程度し終わると気付くことがあった。イチカ先生の悩み、というか仕事の依頼?が多いこと。生徒達からは願い事を書いている人もいれば、学校行事や、クラス、個人の相談というのもあった。
「これ全部解決するつもりなんですか?」
マーネはイチカ先生のやつを全て段ボールに詰め込みながらヨルに渡した。受け取ったヨルはイチカ先生のやつをそこに投げ込みながら答える。
「カジはそのつもりで活動してる。相談を解決して生徒会の存在をアピールしてメンバーを増やすつもりらしい。後は学校行事をやるための信頼度を高めないとね。コイツらがやるなら上手くいく、楽しそう。今はそういう関係を作ってる最中なんだ。何かと勘違いして投函してる人もいるけどね。」
ヨルさんはそう言うと段ボールをガムテープでぐるぐる巻きにして部屋の隅に置いた。
封印された段ボール、イチカ先生の相談は解決しなくても良いと判断されたみたいだ。




