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面白いことになったとイチカはこの状況を楽しんでいる。皆と離れて対面している2人に不思議と目が離せない他の生徒達。ここから何かが始まりそうな雰囲気があった。そして注目される相反する属性を持つ2人。
マーネに軽く実技訓練の説明をした後、2人が行うのは決闘勝負に決まった。それはどちらかが膝をついたら負けというルールだ。
イチカ先生はマギアで舞台を作り、その上に今2人は立っている。
「この舞台から落ちても負けとします。降参も可能。マギアはノクスウェルさんがまだ習ってないので使用禁止です。先程選んだ武器のみ使用を認めます。ノクスウェルさんに軽くテールムの説明をしましょうか。テールムとは魔法で出来た武器です。テールムは感触、重さは本物と同じです。違うのは殺傷能力がないということ。相手に当たれば色がつきます。付着すると身体が痺れ、傷の深さ、受けた場所によって痺れの強さが変わります。例えば頭や心臓に深く当たれば足が痺れて立てなくなります。」
マーネはイチカ先生の説明に感謝しヨルを見据える。ヨルが選んだのは刀だった。刀身100cmくらいか、1メートル以内で切られるだろう。ヨルは構えからして使い慣れてる感じがした。近づくのは無謀だと判断し遠距離から攻撃できる投げナイフを選んだ。
…村で石とか投げて獲物落としたりしてから、多分似たような感じで使えるはず。
自信はないが使える確信はあった。
マギアが使えないならヨルとは対等だ。村でも運動神経は悪くなかった方だし。と自身を鼓舞するマーネ。ヨルはそれを静かに睨み付けた。
お互いの位置について、合図を待つ。
クラスメイト達も固唾を飲んで見守っている。
イチカ先生が手を上げて振り下ろす。
実技訓練開始の合図だ。




