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Mane'n Nox  作者: Amber
17/43

2日目

翌日。

建物全体に鳴り響く軽快な爆音で2人は目覚めた。詳しくいうと、1人と1匹。


「何よこの音!!」

 耳を塞ぎながらオルレアが飛び起きる。

 マーネも窓を開けて外を見るがなにもなく。しばらくすると、音はやみ。外からおはよー。やら行ってきます。の声が聞こえた。登校時間を知らせる音だったのか。

時計を見ると8時半で、マーネは悲鳴を上げた。


「ち、遅刻する!急いで準備しなきゃ。」

 バタバタと大慌てで準備するマーネを眺めるオルレア。疲れてて起きれなかったわ。とため息をつく。久しぶりに熟睡したようでハネる毛並みを整えた。


残念ながら朝御飯は時間に間に合わず、後片付けしているマキさんから、包装されたサンドイッチを受け取り鞄に詰め込んだ。


「「行ってきます!」」


マキさんに元気良く挨拶して寮を出る。


走りながら、近道を探すマーネ。ポケットから顔を覗かせるオルレアが道を見つけて指示する。建物の隙間や、小さな塀やらなんやら潜って、飛び越えて、なんとか登校時間までに職員室に辿り着くと、2人はようやく息をついた。


「あ、ノクスウェルさん。おはようございます。時間ぴったりですね。…息切れしてますけど大丈夫ですか?」


ちょうど職員室へ入ろうとしていたイチカ先生と2人は出会う。おはようございます。と挨拶を返すマーネ。オルレアはポケットの中へ隠れた。

イチカ先生はどうぞどうぞと手招きして職員室の扉を開けた。一緒に中へ入ると、昨日とは違って賑やかだった。大人が数人、会話しながら朝の準備をしている。マーネと目が合うと微笑んでくれる女性の先生もいた。

イチカ先生は他の先生達と挨拶を交わして自分の席に向かう。マーネも後ろからついていく。イチカ先生は机の中をまさぐって小さな手鏡を取り出した。


「さて、今日は手始めに魔力量を測ります。魔法は使わなくても、なんとこの鏡で測れちゃいます。ちなみに僕が発明しました。」


「えっ!!凄いですね!」


マーネが瞳を輝かせながら拍手すると、イチカ先生は嬉しそうに破顔した。


「さっそく使ってみましょう、リベラティオと呟いてから手鏡の上に掌を当ててみて下さい。」


マーネが言われた通りにすると、手鏡が白く光だした。横から覗くイチカ先生は興味深いです。と言いながら一枚の紙にペンをはしらせる。数字が羅列している。どうやら計算してるみたいだった。


「結果をお伝えします。魔力量は2つの波があって多い時と少ない時がありました。君が魔法を1度も使用したことがないから安定していないのかもしれない。魔力量は人によって量が違います。使い切ると倒れるので注意して下さいね。いやはや面白い~。多い時は僕より高いです。でも、少ない時は魔法が使えないくらい少ない。うーん、でも…まぁ、いや、でも、そうだな…。半年後の検査に期待します!」


イチカ先生は計測器とにらめっこした結果、諦めた模様。そんなに落差があるのかとマーネは不安がっている。


「何とも言えない結果ですが、魔力量は鍛えることが出来ます。頑張りましょう。次はクラスへ向かいましょうか。向かいながら説明もしますね。」


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