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授業が終わったのか、たくさんの生徒とすれ違う。マーネが職員室へたどり着くと先客がいた。
奥の方で、青髪をポニーテールにした女子生徒がイチカ先生と話している。他の先生は出払っているのか見当たらない。スラリとした美人で白シャツの隙間から覗く大きな胸に黒いスカートとニーハイ。
綺麗な人。でもさっき喧嘩してた人になんとなく似ている…。でも雰囲気が全く違う?マーネが首をかしげながら、穴が開きそうな程見つめていると、視線に気がついた向こうからにこりと微笑まれた。
「先生、お客様です。新入生かしら?」
「ああ、ノクスウェルさん!案内は終わったみたいですね。どうぞこちらへ。」
イチカ先生の手招きで、美人さんの隣に並ぶ。チラリと横目でみれば、マーネより頭1つ分背が高い。
見上げると水色の瞳と目が合う。緊張で固まっているとふふっと微笑まれた。
「初めまして、私はアクア・ベルマーレ。…緊張してるの?先生との話しは終わったので私はクラスへ戻るけれど…。同じクラスならその時はよろしくね。ヨルズク先生、先程の件よろしくお願いいたします。」
「ああ、検討するよ。ありがとう。」
それでは。と言ってアクアさんはお辞儀をすると、マーネにウインクして去っていった。イチカ先生は彼女へ軽く手を上げて、マーネに向き直る。
「お疲れ様! 最初は覚えることがたくさんあるから大変だと思うけど、早く馴染めるように僕も協力するから頑張りましょう。」
マーネが強く頷いて握り拳を作れば、イチカ先生が笑った。
「よし、ではさっそくこちらをどうぞ。」
イチカ先生が机の引き出しから出してきたのは白くて丸い塊。掌に乗せればぷにぷにとした感触でふるふると小刻みに揺れている。
時間経過と共に少しずつ固さと色が変わり始め。
真っ白とはいかないが、白濁した珠に変化した。
「おお! 白色…珍しい光属性です。卒業までに君の魔力を注いで、ラピスにすることが卒業の条件の一つになります。魔力は毎日肌見放さず持っていたら蓄積されていくからね。君のそのネックレスみたいに加工するにはまだまだ硬度が足りないけど、制服には内側にポケットが着いてるからそこに入れておけば失くさないでしょう。」
イチカ先生の指摘にはっとするマーネ。
「…先生も分かるんですね?」
戸惑いながら聞くと、イチカ先生は頷いた。




