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EP-37 メリケンの提案(Day +190)

釧路空港VIPルーム


塩田外務省北米局長

「お会いできて光栄です。国務長官閣下。VIPのサプライズ訪問は避けていただきたいところですが」


ナンシー国務長官

「ソーリー。大統領はエキセントリック、いや、貴国との信頼関係を重視していてね。もちろん、在日アメリカ合衆国との関係も」


塩田

「空母ごと艦隊と乗組員を奪われて信頼関係も何もないと思いますが。現状は戦争の一歩手前です。」


ナンシー

「そう一歩手前だ。我が国と貴国は戦争も戦闘もしていない。ハワイでは手違いがあっただけだ。謝罪も賠償も行う用意がある。」


塩田

「アメリカ合衆国は我が国の最重要同盟国です。先ずは乗員の帰還が最優先です。全てはその合意が出来てからです。」


ナンシー

「転移前ならそうだが、現状では、アメリカとのことは、我がメリケンの国内問題とも言えるのではないかね?しかし、アメリカが貴国の領土に存在しているのも事実。我が国は少しこじれてしまった同胞との仲介を貴国にお願いしたい」


ナンシーは提案書を机に置いた。


1.メリケンはアメリカ合衆国に公式謝罪と関係者の処分を行う。

2.メリケンはアメリカ合衆国に3兆円の賠償金を支払う。

3.メリケンはアメリカ合衆国にメリケン本土、サンフランシスコ近郊の土地100平方kmを割譲する。

4.メリケンは割譲した土地にアメリカ合衆国が51番目の州を設立することを認め最大の支援を行う。


ナンシー

「祖国を失った合衆国にとって、これ以上ない再出発でしょう。」


塩田

「第七艦隊の乗組員だけでは足りないのですか?」


ナンシー

「アメリカ合衆国とメリケンは一つの国だと思ってる。武器は貴国に置いていってもいらってかまわないさ」







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