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EP-33 鳳凰帰巣作戦⑧(Day +185)

石原司令

「沖縄近海を周遊している不審船に対するドローン攻撃を開始。沈めなくていい。」

辻参謀

「民間船の航路は外れてますな。往復してるのも不自然。工作船で確定ですな。」

石原

「漁をしてない漁船もな」

「それにしても、北の戦闘機は厄介ですな。まさか、ミサイルが当たらないとは。」

石原

「攻撃力が低いのが救いだ。こちらの1/4しかない。」

「ミサイルの改良が必要です。複数機体のレーダー情報の統合運用。後方の電子作戦機からのミサイル制御。10年後の空戦が見えた気がします。」

石原

「12式地対艦誘導弾(改)が北の空母を捕らえた。6発中の4発が明中。とどめは邪馬台国の魚雷艇だ。」

「対艦ミサイルが当たってほっとしました。対空ミサイルは不安ですが。」


鳳凰号艦橋


副官

「鳳凰号、離岸します。」

参謀

「40才以下は鳳凰号に元からいた中国人の男が4021人、女が3889人。日本人が522人。それから、この船の防衛についていた軍人30人。日本の女性は手に入りませんでした。部隊の鬼女は2500人前後を回収することができました。」

夏将軍

「あと30分したら陸上部隊の降伏を指示しろ。陸でできることは知れている。裸でも捕虜扱いしてくれそうだ。無駄死は避けるように伝えろ。」

参謀

「漁船で離脱できた部隊は80。せめて半分たどり着いて欲しいものです。」

夏将軍

「この船を含めても1万人に届かないか。捕虜になったが多くの兵が生きていることを幸いとしよう。」



その日の天津港は奇妙な指示に困惑していた。


曰く、予定外の貨物船を遅滞なく指定の場所へ受け入れよ。

曰く、詮索するな、


兵士の1人が呟く

「秘密だけど、日本から攫ってきた男を北京に送るらしい。」


貨物船から吐き出された輸送車は中が見えない。

輸送車は通行書の確認だけで検問を抜けていき北京へ向かう列に加わった。

最も安全な潜入経路とは、敵自身が用意した道である。


沖縄本島の東北東100kmの海上

「せっかく男3人攫ってきたのに、どうして、どうして予定の貨物船がいないのよー。」




南と合流予定の貨物船はドローンの攻撃で漂流しています。

南達はこの後、関門海峡を抜けて釜山を目指しますが間違って対馬に上陸して捕まります。

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