EP-13 邪馬台国・対外記者会見(Day+42)
冒頭声明
「本日、我が国は新たに確認された国家“日本”との間で、正式に国交を樹立したことを発表します。」
会場は静まり返り、記者たちが一斉にキーボードを叩く。
「日本は、我々の世界において従来存在しなかった国家であり、約6週間前に突如出現した国家です。」
1. 日本の概要(邪馬台国公式認識)
「日本は、人口約1億2000万。
そのうち約半数が男性という、我々の世界では例外的な人口構成を持つ国家です。」
わずかなざわめきが走る。
「社会構造は我が国とは大きく異なり、男女比はほぼ1対1。
男女が対等な関係性を前提とした社会であると認識しています。」
2. 技術・文明水準
「日本は高度な工業国家であり、以下の特徴を有します。」
大規模な機械化生産体系
高度な医療技術
航空・海上輸送能力
電力網・情報通信網
「特に、我が国が保有しない技術体系を多数保持しており、相互補完関係が成立する可能性があります。」
3. 日本の現状
「日本は今回の転移により、深刻な損失を受けています。」
外部資源供給の喪失
輸送手段の大幅減少
「現在、日本は国家機能を維持しつつも、長期的な資源不足状態にあります。特に食料とエネルギー資源は危機的な状況にあります。同国は従来、外部からの資源供給と工業製品の輸出により成り立つ経済構造を有していました。」
4. 国交樹立の内容
「我が国と日本は、以下について合意しました。」
外交関係の正式樹立
代表団の相互派遣
食料および基礎資源の限定的支援
継続的な協議枠組みの設置
「また、我が国は日本との関係を、対等かつ相互利益に基づくものとして構築します。」
5. 邪馬台国の立場
ここで、報道官の声色がわずかに変わる。
「日本と我が国は、地理的・文化的に極めて近接した存在です。
言語体系、生活様式、文化的基盤において高い共通性を有しています。」
一拍。
「したがって、日本との関係において、我が国は最も適切なパートナーであると自負しています。」
さらに続ける。
「他国による急進的な関与は、地域の安定性に影響を及ぼす可能性があります。
そのため、我が国は日本との関係構築において、主導的役割を担う意志があります。」
(※ここで“排他性”を示唆)
6. 今後の方針
日本との経済関係の早期構築
人的交流の拡大
他国家との接触における調整および監視
「特に、日本と他国との接触は、我が国の安全保障および社会構造に影響を与える可能性があるため、慎重に対応します。」
質疑応答(抜粋)
記者:日本の男性についてどのように評価していますか?
「夫です。」
記者:日本への支援規模はどの程度ですか?
「最大限です。夫に食べさすのは妻の甲斐性です。自分が飢えても成し遂げます。」
記者:文化摩擦の懸念は?
「日本の文化は刺激的です。淑女の皆様、ご期待あれ」
外国記者:日本を独占するつもりですか?
「立派な方なので多少の妾には目をつぶります。」
会見後・内部視点(短い地の文)
会見は混乱に終わった。
海外記者と報道官の怒鳴り合いに日本の関係者は空気になっていた。
だが、列席していた官僚たちは理解している。
この発表でさえ、あくまで外向きの言葉に過ぎない。
「1億2000万、その半分が男性——」
その数字の意味を、誰もが正確に把握していた。
日本の転移でこの世界の男女比が1:3000から1:100に変わったのだ。
これは外交ではない。
国家構造そのものを揺るがす接触である。
邪馬台国
自認:頼れる姉さん女房
実態:重度のヤンデレ




