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戦場・居酒屋・同衾

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ブックマーク登録、誤字脱字報告ありがとうございます。

アラバタール帝国


東部方面軍・第7騎士団


左翼から第7・第8・第11軍が隣国のリーマスト王国と戦闘中であった。



第3・4・7・8分隊が前線から後退してくるのを確認し


ロールス、バイト、ディンゲン、カルトス少将は各分隊の指揮官のもとに向かった。

そしてすぐに各分隊長に指揮権を受け継ぐと言い渡した。


その光景は四カ所で見られていた……


「司令官からの命令だ。

今から第3分隊の指揮権を引き継ぐ、バイト少将だ」


「なぁ! 何故だ何故貴様が指揮をすると言うのだっ!?」


准将が少将に暴言を吐くが


「貴様は上官向かって何を言っているか分かっているのか?」


「喧しい、平民の分際で」


「護衛! 直ぐに准将を拘束しろ、上官侮辱罪に命令不服従だ」


「はっ」


「如何に貴族出身でも関係ない。

これは正式な司令官からの命令だけだからな、准将の身分を剥奪する、連れて行け」


准将は暴れ、叫くがそのまま後方に連れて行かれた。


彼はそのまま軍法会議で裁かれる! 丁度良く新辺境伯の就任が今日だこら丁度良いな


「負傷者は直ぐにポーションで回復させろ、回復が遅れている者は後方に各百人長は被害報告をしろ、2時間で編成を整えろ」


「「「「了解」」」」


「バイト少将の指揮下でまた動ける事を誇りに思います」


「暑苦しいね、お前等は……」


「元の上官が暑苦しい方だったので」


百人長全員が笑っていた


「悪かったら暑苦しくて……」


「うわっ!」


「キモいぞ、バイト少将が笑っているぞ!


他の騎士達も皆が笑い有っている、悪くない士気は上がっている。



◇◆◇◆◇◆


帝都居酒屋



何故だ! 何故に俺はマーリン様と軍務尚書に挟まれているんだ?


「・・・と、言うわけだが。

オスカー、(きみ)は公爵家と付き合うのかなこれから?」


「それだけは絶対に有りません。

絶対に縁を戻す気は有りません」


断言しおったか!


「分かった。

では、その方向で話しを進めるよ」


「そっちはそれで良いが、ほれ! これ持って行け」


カウンターに最上級の魔石が10個無造作に置かれていた。


「宜しいのですか? 」


「構わんよ、内務尚書には話しが通っている、鍛錬は欠かすなよ」


「分かりました」


「それとだが、君の恋人とは結婚するのかな…」


「男として責任は取らなければなりませんから」


「分かったよ、彼女も実家とは縁を切っているから問題は無いだろうしな」


「明日は運んで貰う物資は用意してあるから、何時でも取りに行ってくれ」


「それとですが、貴族になる気もありません……」


◇◆◇◆◇◆



翌日



「嫌だ~!」


「嫌じゃない、辞令が出たら任務に行けや」


「一緒に行くぅ~」


「お前が素直に任務に行くから、同衾したんだぞ早くしろ!」



朝っぱらから騒いでいるのはクラリスだ。


任務地が違うと昨夜からこの調子だ。


俺と同じ隊にと裏から手を回していたらしいが、見事に辞令には!

帝城内勤務と記してあった。



そのままクラリスを昨夜勝手に俺のベッドに侵入していた。

朝になり着替えさせて引き釣り、騎士団本部まで連れて行き……


「クラリス少尉を連れてきましたので受け取って下さい」


「酷いオスカー! 昨夜はあんなに愛し合ったのに~ 捨てるのね!?」


「酔っぱらって絡んできてただけだろうがっ!?」


今度は女性大尉に引きずられてクラリスは連れて行かれた。


「何か叫いているが……… 」


「よぅ、色男は大変だな、愛されてるな」


「少佐! 大変でしたよ本当に」


「まぁまぁ、良いさ俺もこれこら物資集積場に行くからなお前さんも行くんだろ」


「ですね、予定よりも早かったけど今から行きます」





◇◆◇◆◇◆




物資集積場入口



「少佐! お久しぶりですね、何か有りましたか?」


「物資の引き取りだ、此奴はオスカー少尉だ」


「東部方面軍に輸送する物資を引き取りに来たので案内を頼む」


「お疲れ様です。 既に大佐達がお待ちですので、ご案内します。

私はグレッグ軍曹です。 着いてきてください」


少佐の関係者ってフレンドリーだよな……


「頼む」


それから、少佐と三人で倉庫まで歩いたが、倉庫はとても近くで新築だった。


「新築したんですね」


「流石に奥の倉庫は寿命だ。 250年も使えたんだしな、どうせなら新しく使い勝手の良い者にとな」


「そうですか、維持費も高くなりますからね」


「解ってくれるか、無駄金とか言われるからな、これだけデカいとな~」


「それ位はわかりますよ。 ってか、執事ラートンが屋敷が大きく古いと維持費も高額になるってぼやいてましたから」


「成る程」


倉庫に入るとその物資の量に驚いた!


「これって本気ですか?」


「あぁ~、20万人分の食料医薬品だからな、三ヶ月分の………」


確かに多いな。 


他の者達は唖然としていた。

無論、大佐達もだ………


「・・・」


コレ……… 収納出来んのか?


オスカーは倉庫内にいる全員からの視線に気がつかなかった。


「マーリン様が恐らくは大丈夫だと言っていた」


「わかりました」





次話に続く

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