ベルグ少佐の厄日・加護・軋轢
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有難うございますです。
誤字脱字報告助かります。
本日も3話投稿予定です。
2020.12.27日1部内容を変更
軍務省
ベルグ少佐は新たに自分の下に配属された部下からの報告を聞いて、オスカー准尉が教会と揉め事を起こしたということを聞き午前中で用件が済んだはずなのに午後もまた軍務尚書に会いに来ていた。
強制的に呼ばれたのを、会いに来ていたと言うのならばだが。
「少佐面白いことが起きたぞ、 オスカー准尉が神聖教会と揉め事を起こしたようだ」
何故かは知らんがウキウキしている軍務尚書が目の前に居る。
「はい、私も先程聞きましたが非常に拙い事態だと認識してます」
「いやいや逆におもしろい出来事だよ。 孤児院のシスター達は回復魔法と言っても水魔法で回復している、 しかしだ、オスカー准尉のそれは聖魔力での回復なんだよ」
ん! 聖魔力?
何を言っているのだ、そんなわけが無い。
「聖魔力での回復?」
「これから言うことは我が帝国の特に秘匿の情報になるので、これから言うことは誰にも言ってはならんぞ」
「はい、わかりました」
少佐に言うか普通?
「君がオスカー准尉の窓口で信頼されているから特別にだよ。 今我が帝国政府の中で聖魔力で回復できる人間は30人ほどいる。
その中の一人がオスカー准尉だ。 他には大公殿下に騎士団総長他にもいるがな」
話しをしていると、ドアが開き魔術師団のマーリン様が入ってきた?
そして、話しが途切れると
「どうやら会議には間に合ったようだな、まだ詳しい話はしておらんのだろう」
「まだしていない、ということで来の件の説明を頼む」
ニヤニヤとしながら
「分かった、実は神聖教会以外に神聖教会にはいないが、聖魔力で回復魔法を使える者がいるのだよ。 その一人がオスカーだ、 なぜ といえば彼が持っている加護に関係がある」
「『鼓舞』と『軍神』を持ちなおかつ『覇気』この3つを自由に扱える者のみが『聖痕』の加護を持つのだよ。 これは予想なのだがね。軍では今言った3つを所持している者だけ聖魔力を有している。
これが今のオスカー准尉の加護だが聞いたことが有るだろう、一部は……」
軍務尚書、騎士団総長、マーリン様がこの部屋にいる
「確かに『鼓舞』『軍神』『覇気』を持ち使えるのは見たことがありますし、実際に供に戦いましたので効果もある程度まで知っていますが?」
『聖痕』何て初めて聞いたが
「最近ね、魔力操作を指導していたら覚えたんだよ」
「しかしだ、必ず加護がレベルアップして『聖痕』が発動するわけではない。 何かのきっかけがあると思うのだがその発動条件が分からないのだが、少佐は何かしら覚えが無いかな」
そんなこといい急に言われても、そんなレベルアップの条件なんて覚えてないさ、 あいつが今までやってきた行動の中にその切っ掛けがあるのだろうが! さっぱりわからん
「うんだよね、分からないよね、我々だって七百年以上もその条件を研究してきているのだが、全然分からないんだから急に少佐に言っても分かるはずがないしね」
なら、聞かないでください。
「ちなみにですが、オスカー准尉がその加護を覚えた 日付などは分かるでしょうか? それがわかればそこから何かしら調べてみますが、ただあまり期待しないでもらいたいのです」
「そうだね、逆算して行けば何かしらの条件や切っ掛けが分かるかもしれないし、 何も急いでここで調べても分からないんだから少佐にはじっくりと調べてもらおう」
「まあ分かれば儲けもんということだな少佐、 なのであんまり深く悩まなくてもいい、何かほんの小さなの切っ掛けみたいな行動か何かがわかればそれをレポート用紙にでもまとめてあげてくれればそれでいい、 騎士団総長と大公閣下にはその線で過去の発動条件を思い出してもらうしかないからな」
すると騎士団総長が
「流石に30年以上前の話を よく覚えていないので、私に関してはあまり聞いて期待しないでほしい 本当に」
確かに 騎士団総長は 五十歳だ発動したのは30年前だと 二十歳ぐらいに、その位に覚えたということだろうが……
「まぁ今回も分からない、 なんてこともあるだろうし、 それぞれの素質など色々な条件が必要なのかもしれない、深く考えるのは止めて 気軽に考えるしかないのだね」
「で、少佐、オスカー准尉が神聖教会と何やら喧嘩を始めたらしいね。 面白そうだから 君が分かっている限りのことを教えて欲しい。 私も神聖教会は大嫌いなんでね」
マーリン様が… 何か嫌な臭いがするのは気のせいか?
「『聖痕』は教会関係者の癒し手が持つ加護なのでしょうか?」
「それがね、実際の話だが誰も持っていないんだよ」
何だと!
「神聖教会の関係者は誰も持っていないのは確認済みだ。 だから彼らが聖魔法を使っているということはないはずなのだよ、上層部であればもしかすると使うことができる人間がいるかもしれないがね」
「そもそも我が帝国は神聖教会に対しては全然協力的ではないからね。
というよりさっさと帝国内からいなくなってほしいと考えている。 我が帝国の国教はラーム教だからな、問題は大歓迎だよ」
「国務尚書など、この話を聞いて手放しで喜んでいるよ、これで彼奴らをこの帝国から追い出せるとな、彼奴らは前線に回復師を送らないばかりか金ばかりを無心してくる害虫だからな」
「だからオスカー准尉には 言っといてくれ、揉めるんなら大いに揉めて結構、どれだけ揉めても我が帝国が後ろ盾だから好きにやってくれと言っといてくれ、それとこれは我等からだ7000万ジール入っている孤児院の改革やら何やらに使ってくれクッハハハ………」
怖いなこの三人の心底楽しげな笑いは………
「この金は財務尚書・宮廷尚書以外の
国務・軍務・魔術師団長・騎士団総長・内務・司法・民政・工部尚書からの個人的な寄付金だからな」
流石だ財務尚書は絶対に個人の金を出さないからな、裏では公金横領してるらしいが、コウネリアス辺境伯爵家当主就任後には捕まり、家と全財産没収で家族は犯罪奴隷になるらしいからな………
「確かにお預かりいたします。 このままオスカー准尉の方に渡してそのまま話を聞いていきたいと思いますが、失礼してもよろしいでしょうか?」
あぁ~ 早くこの部屋から出たい、逃げたい………
「早く行ってくれ、それと木や油をどんどん投下して大火事にしてくれれば尚更ありがたいぞ、ならば儂が行きたいぐらいだからな」
かなりの上機嫌だな
「マーリンそれはずるいぞ。 俺だって行きたいのを我慢しているように貴様だけ行くのはだめだ」
「両人をお辞めなさい 少佐が困っている」
俺は直ぐに逃げて、孤児院に向かった。
次話に続く




