辺境伯3 家臣達の息子たち・嫁の予想
その後の学園で
義理の妹が騒ぎ散らしていた。
正門前での出来事
「早く馬車を呼びなさい。なにやってんのよ、馬鹿共が」
え~~~!
この期に及んで命令って、大丈夫か?
「何でお前の命令聞かなきゃないんだ」
「頭が壊れてるのか」
「頭の中がお花畑なんだろ」
口々に冷静かつ冷ややかに考えを述べる息子達がそこに居た。
「説明しても理解してないし」
「理解出来ないんだよ、可哀想に」
残念ですがもう既に手遅れですな。
「学年で180人中、170番以下に居るんだから仕方がないだろ」
「「「「「成る程な!」」」」」
全員が納得し、冷たい視線が見つめていたのだった……
「絶対にクビにしてやる。平民にしてやるから、鉱山の強制労働にクビにした使用人達と同じに覚悟なさい」
現実ではクビになった使用人達の行き先は、別宅でのびのびと働いている。
「俺達も帰ろうか別宅にさ」
全員が歩き出し、後ろでは騒がしいが別な話で盛り上がり帰宅したのであった。
そして!
「おい、誰も監視してなかったのかよ」
「・・・・・してなかったったな」
「別に良いだろ。関係ないし、文句言ってくるなら殺せばいいや」
「それもそうか、大事なのはお嬢だしな。
ユーディス様は帰ってきたら同じ事を言うだろうしな」
「んじゃ、決定で良いだろ」
「「「「了解だ」」」」
辺境伯爵家の血を継いでない少女には興味もなかった。
そしてその場にいた全員未だに15才以下だが、人を数人は戦場で殺している経験がある。
「分かり易くて良いな今回はな。 裏切り……… 新参者は全員殺すんだろ?」
「一門じゃないからな問題はないだろ、レイリア様を虐めた使用人達は鉱山で死ぬまで働くのが決定だしな」
「これで辺境伯爵家の膿は全部出たな、グレン様の計画は完璧だな」
「この後は?」
「グレン様が皇帝陛下に正式な手順でユーディス様の跡目継承式を進言して、継承後に不満分子を消して終わりかな?」
「二年も掛かったな」
「それは継承の試練があったからな、たった一人で危険な最前線で生き抜くのが必要な経験だから文句も言えないだろ?」
「でもさ、何人か付けても良いんじゃないのか、ユーディス様の為にさ」
俺が行きたかったと思う、子息達であった。
「伝統だから無理だよ。 他の辺境伯爵家の跡取りも条件は同じだろ。
影の護衛はついているから大丈夫だよ、ユーディス様の戦闘力、危機察知能力も普通じゃないんだからさ」
「そうだがな、公爵家や侯爵家とは辺境伯爵家は違うだろ何故だ!」
全員が軟弱な王侯貴族とは違うからと言いたいが、不敬罪で打ち首になるので我慢しているのであった。
「辺境伯爵家の跡取りだからだな、国の防壁、楯だし、矛でも有るんだからな。
皇帝陛下の直属の貴族が辺境伯爵だ。帝国の始まりから決まっているから仕方が無いんだろうさ」
「公爵家や侯爵家には無理な任務を七百年もの間に務め上げているんだから、信頼もあるさ、ところでユーディス様の奥方は決まってるのか?」
任務も無事終わり、気が抜けて直ぐに別な話に話題がしかし長続きしない………
「決まってるらしいぞ、でもそれはユーディス様の帰還と、当主就任後に発表されるってさ。
父上が言ってたぞ」
皆が誰なのか、口々に名前を出すが!
「上の上級幹部達しかしらないらしいけどな」
「マジか!」
驚く子息達に………
「本当かよ、それじゃ~ アレか、婚約者を護る為にギリギリまで発表無しか」
「噂にもなってる令嬢は居るけど、絶対にあり得ないけど……… 誰なんだろ?」
「侯爵家は無いな」
「うん、絶対に無いな」
「まさか!」
「いや、王族はないぞ」
「うん、残ってるので真面なのいないしな、皇帝陛下の長女や次女かな?」
その後、話しは帰宅するまで続いたのだった。
次話に続く




