孤児院・改革・冒険者逮捕
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孤児院
何時もは定時までマーリン様から魔力操作を教えてもらい、今日は早めに帰ることになった。
久々に3時ぐらいに帰れたのでその辺の出店で串焼きやパスタやスープなど色々と購入し収納魔法にいれた。
それを今夜子供達に食べさせれば喜ぶだろうと思ったから 。
そして孤児院の中に入ってみるといつもと空気が違って子供達が何故かきびきびと動いている!
今までならはしゃいで遊びまわって、シスター達に叱られる光景があったのだが いったいほんの数時間の間に何があったんだ?
「あっ! オスカー兄ちゃんお帰り~」
子供たちからのお帰りの言葉が俺のささぐれた心にはとても心地よい。
「オスカー様、お疲れ様でした。
本日から此方でお世話になることになりました」
えっ?
「ラートンが 何故ここに居るんだ、理解が出来ないのだが? 」
悪戯に成功したような顔で俺を見ている、嬉しいんだろうな
「はい、公爵家の執事を辞めて参りました。
オスカー様がこちらの孤児院でお世話になっていると聞き私にも何かできればと思いまして、はい」
なるほどだから孤児院空気が違っているんだな。
しょっぱなからもう何をしているのかよく分からないけど、取り敢えずは躾だろうな。
「それで今は何してんの、 孤児院の経営の方に力でも入れてんのかな」
「左様です、そちらの方で力を入れないと今後オスカー様たちがいなくなった時に孤児院の経営ができなくなります。
今の財務尚書であればこれ以上の増額も無理なのは分かりきっておりますので、ちなみにオスカー様にはそれと色々と作って欲しいものがあるのですがよろしいでしょうか! 話については向こうで………」
まあ何であれ手伝えることがあるのならば手伝うしかないよな。
それはこの孤児院のためになればそれにここで成功すれば他の孤児院でも同じような事を出来る。
ここで試験的にやって、他の孤児院が軌道に乗れば大きな改革となるだろうな。
ベルグ少佐にも頼むか、あの人を味方に引き込めば財務尚書やその他の官僚でも なんとかやっていけるハズだ。
上方部とのパイプも太いし 発言力が強いからなあの人が、
明日朝一番でベルグ少佐の所に行って最近の俺の現状も教えてもらわないとな、 全然連絡ないしな………
そして応接室に案内されて シスター二人も一緒に来て四人で話し合った。
「まず最初にですが、 お金がありません、月々国からの支援金は金貨3枚では何の役にも立たないのです。
ですのでオスカー様たちが稼いできたお金を私の知っている商会に預けそれをもとに増やしたいと思います投資します」
「でも投資したとしても そんなそんな金があるわけじゃないからな、そんなに儲けることもできないだろう! 何か方策でもあるのかな」
「他の騎士の方々も帝都の外の森でオークやホーンラビットなどの魔物を狩ってきてそれを商会や肉屋に売っています。
ですのでそのうちの何割かを入れて頂いているのが現状ですので、そのお金を投資に使います、まず騙される心配はないでしょうね。
なぜならオスカー様がこの辺で最近とても有名な回復魔法師として無料で患者を見ているとのことですので、
人気も信頼も獲得してますから其処に目を付けました」
「なるほどわかった。私でできることがあれば何でもやろうと思うが、とりあえず教えてくれないか」
「お風呂を作っていただきたいのです。 錬金術であればすぐにできるかと思いますので! それと魔石の方に魔力を充填して頂いてそれをお湯を沸かす方法に使いたいと思います。
そして、その大浴場を近所の方々に使っていただき最初は無料にしますが、そのうちに安いお金で入れるようにしたいと思います」
「なるほど大浴場それなら疫病の対策にもなるしいつでも体を綺麗にできるというメリットもあるし石鹸とかはどうする」
「それは最初に錬金術でオスカー様に作っていただきたいと思います。
幸い造り方はわかっておりますので、それは大量に作ってもらいそれを販売します、もしくは一回につき一かけらを使うとかですが」
「分かったそれなら見取り図を作ってくれればそのまま作ろう。 だが結構な量の魔石が必要だな、湯が汚れれば入れ替えが必要だろう、それで他には何がある」
「クリーンの魔法で汚れた湯は綺麗にしますので、其処まで魔石の消費は大丈夫かと思われます」
「誰がクリーンを?」
「最初の内は私が、シスター達にも教えて三月もあれば風呂の汚れくらいは大丈夫です」
「そうか、分かった俺の方は明日は騎士団本部に行ってくるから、今の現状把握しておかないとな、半月も立つのに連絡が来ないからね」
「何やら外が煩くなっておりますね。 騎士仲間たちが帰ってきたと思われますが何か騒いでいます」
「酔っているのかな?」
「取り敢えず行ってみましょう」
それから部屋を出て孤児院の大広間の中に入った。
そこには酒を飲んでいる仲間達がいた、何やら楽しそうに笑いながら飲んでいるが何かあったのかな みんなが笑顔だ。
「オスカー今日は早かったな、 今日はものすごく楽しい出来事があったんだよ」
「聞きたいか、聞きたいだろう、聞けよ!」
「それじゃあ教えてくれや」
「冒険者たちに今日はオークとかの戦利品を奪い取られそうになったんだよ。
それで記録石に記録して憲兵隊がその場に踏み込んで俺達と一緒に冒険者を捕まえたんだがな」
「憲兵隊が冒険者ギルドに 司法省からの命令書を持って乗り込んだんだよ」
「本当かよ、良く冒険者ギルドが騒がなかったな」
次話に続く




