↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
11/27

 道子の病

 夕方。


玄関を開けて道子が『定期検診』から戻って来る。


 「ただいま」


マコトは居間で宿題をやっている。

道子の声に、


 「おかえり」


道子が居間に来る。

マコトは道子を見て、


 「あッ、母ちゃん。この字何て読むの?」

 「ええ? どれ・・・、ヒロウじゃないか。鉛筆を拾う。ふり仮名をふっときな」


道子はマコトの顔を見詰めて居る。


 「? 何見てんの」

 「うん? 何でもない」

 「・・・変だよ母ちゃん」

 「ヘン?」

 「うん」


道子は健診のついでに買い物をして来たモノを袋から出しながら、


 「・・・マコトは母ちゃんが居なくなったらどうする?」

 「ええ? 何でそんな事聞くの」

 「母ちゃんね・・・そんなに長く生きられないかもしれないよ」


マコトはその言葉に驚く。


 「え!」

 「・・・母ちゃん、病気なんだよ」

 「ビヨウキ? 何んの?」

 「腎臓が悪いの」

 「ジンゾウ? ・・・治らないの」


道子は取り繕った笑顔で、


 「だいじようぶ。母ちゃんはマコトがお嫁さんもらうまで頑張るから」

                          続く

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。