姉恋人(仮)と会いましょう(海馬(ケルピ)のしっぽ付き)
隊長、どんだけファンいるんですか?
私、ウラティス中級武官ほか大勢にねたまれてるみたいなんですけど。
「アルス隊長~、第二騎士団に帰りたいです。」
私は『海の馬亭』で待ち合わせしたところでぼやいた。
「そうか、オレもお前に帰ってきてほしいぞ。」
アルス隊長が言った。
「さすが、姉妹、甘いね。」
エリックが言った。
「邪魔するな。」
ジャックが言った。
なぜか海馬のしっぽの連中が集まっている。
「イフィットがお前が大分いじめられてると連絡くれてさ、カレー飲みがてら慰めに来たぜ。」
ゼアス先輩が言った。
「まったく、近衛は変わらん。」
アルス隊長がため息をついた。
「そういえば、隊長は昔、近衛騎士団の副隊長でしたっけ?」
イセルケス副隊長が言った。
超エリートじゃん。
だから隊長のファンが多いのか。
「まあな、もう、戻りたくないが。」
アルス隊長が言った。
なんか嫌なことがあったのかな?
「まあ、近衛騎士団はエリート意識がつよいですからね、王族の守護をしていますから。」
イセルケス副隊長が言った。
「本当に強いのかよ。」
ジャックが言った。
「霧華、お前、守護戦士の資格もっていたな、何級だ?」
アルス隊長が言った。
「二級ですよ。」
まあ、実務経験に騎士の仕事も加算されるんで条件満たしたら准一級とりますけどね。
「……お前、中級武官の資格試験受けろ、上級武官だと、実務経験がな。」
アルス隊長が言った。
え?中級武官?今は下級武官だよね。
上級武官なんてまだ先でしょう。
「隊長ー、本当に近衛騎士団って強いんですか?」
ジャックが重ねて聞いた。
カレーノンアルコールなのによってる?
「ピンきりだ、霧華が中級武官取ればうるさい連中もうるさいことを言わないはずだ、たぶん。」
アルス隊長が言った。
そんなもん?
「え?中級武官なんてなったら、近衛から帰ってこれないかもしれないじゃないですか。」
エリックが言った。
ええ?それは困るよ。
「そうかもな、海馬のしっぽでは、中級武官なんてイセルケス副隊長とイフィット先輩くらいだしな、上級武官はアルス隊長くらいだろう。」
ジャックが言った。
「私、近衛騎士団に残りたくないんでとりたくないです。」
私は言った。
「必ず戻れるようにするから中級武官をとれ。」
アルス隊長が言った。
それなら…頑張ろうかな。
「じゃ、川馬に乗る特訓だ、仕事のあと時間を作れ。」
アルス隊長が言った。
ええ?川馬怖いよ。
「オレもとろうかな?霧華に先越されたくないし。」
ジャックが言った。
「僕もとります。」
エリックが言った。
え?二人とも付き合ってくれるの?
「おお、いいぞ、向上心があっていいな♪」
アルス隊長が言った。
「ゼアスはいいのか?」
イセルケス副隊長が言った。
「オレもやります!」
ゼアス先輩が言った。
なんか参加することに
意味があるみたいになってきた。
でも、がんばろうっと。




