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70話 皇帝砲


「引け!!!!引け‼‼‼‼皇帝砲のお出ましだ」

 守衛の部隊と事前につけた段取りの通り、西の部隊が現れた。

 馬車とは反対側、怪物たちの背中を抑える。

「小銃部隊。発砲開始」

 小隊長がそう叫び、ライフルを持った西の部隊が前に立ち乱射。

 弓よりは多少強力とは言え、当たり所が悪くない限りモンスターには効果がない。

 それでも銃弾の雨だ。多少は当たり所が悪かったようで悲鳴を上げて動きを止めた。

 しかしその程度で十分だ。

「小銃部隊撤収。皇帝砲用意」

 

 小銃部隊の後ろから出てきたのは恐ろしく大きな大砲が二門。

 さすがに城壁を壊すような大物ではないが、数人がかりで持ち運び操作する重たく、戦争にも使われる大きな大砲である

 こんなものダンジョンに持ち込むファミリーはいないし、普段は町の警備や治安維持をしている守衛も持つ必要はない。

 所属している西のファミリーの要望に応じて火力を貸し出すことが仕事の彼らだから所持する意義がある。

 その大きさと威力から愛称は「皇帝」。


「狙え」

 弾はすでに詰めてある。

 一名周りの数名に指示を出しモンスターに狙いを定める。

 モンスターたちは敵が少なく突破しやすい道ができたという事で、皇帝砲に向かって突進する。

 賢い怪物といっても大砲の威力は知らない。

「放て」

 その号令とともに地響きのような破裂音が二つ。

 飛び出す鉄球。

 その鉄球は怪物の腹を裂き、道をふさいでいた守衛隊の馬車に穴をあけ、その道の奥にあった人家の壁に穴をあけて止まった。


「やった」

「皇帝砲万歳だな」

 即席とは言え守衛隊と西の部隊の連携でモンスターを二匹殺せたのだ。

 奥の人家は事前に避難させているから問題はない。

「人的被害の確認をしろ」

「問題がなければ周辺住民の安全の確認、被害の確認だ」

 部隊の人間から歓喜の声が上がったところで、隊長二人はそれぞれ指示を行う。

 そこに駆け込んできた偵察兵一人。

「冒険者チームから伝令。モンスターは三匹いるそうです。三匹いるそうです」

 

 彼らが確認していたのは二匹だけだし、偵察の報告では二匹を確認しただけ。

 だからそれだけだと思ってしまった。判断ミス。


「まずったな。急ぎ周辺の偵察に走れ、被害が出る前にモンスターを見つけろ」

「こちらの撤収は我々が行います。手が空いているものは西の部隊と協力してモンスター捜索に走れ」

 そういって二つの部隊長は指示を飛ばす。


本日はここまで

感想でも苦情でも面白くないという言葉でもいいのであるとうれしいです

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