43話 再会
ギルドの入口を二人は通る。
というかNが女に締め上げられ引き摺られている。骨太な人とは思ってたがなんという力だ。
「ごめんねー」
「はなしてください」
「離したら逃げちゃうでしょ。捕まえたら離さないのがこの商売の鉄則よ鉄則」
といって離さない。
カウンターで冒険者となにかやってた受付嬢と
「アニーちゃんいるかしら?今日はここのはずよね」
「は、はぁ、アニーさんならあちらのソファーにいるはずですが」
という会話をしても離さない。
「逃げませんから」
「男と冒険者なんか嘘つきばかりだからだめ」
「あなたも私をだましたでしょう」
「それもそうね。男も女も嘘ついてばかりで世の中やになっちゃうわ。でも正直者ばっかりじゃ面白くないじゃない。だから女の嘘は許されるの。つまり私は嘘をついてもいい」
「トンデモない理屈だ」
なんて会話をしても離さない。
そして
「アニーちゃーん」
「あ、ヴァンペルトさん。というか、お酒くさいですねまた」
「お届け物でーす」
彼女の対面のソファーに投げつけるように離した。
「きゃ」
「痛い!」
目測をあやまってNは床に倒れる。
その結果ソファの角で頭を打ったNとギルドで仲間を待っていたら目の前に男を投げられた女の悲鳴。
「なにするんですか」
「あ」
「え」
そういうわけで二人は再開した。
「私ってキューピー役?」
「いやあなた偶然でしょ?こんなの怒られますよ」
追いついたピーターがこれはまずいことになったかもしれないと思ったが、もうどうしようもない、早かれ遅かれこうなってたわけだし。と手助けをあきらめ、ヴァンペルトのボケに突っ込みを入れた
今日はここまで




