37話 「やれやれ目立ちたくないんだがな(ドヤァ」ムーブが目立つための前振りでしかない主人公多すぎ問題
「Nさん。心配したんですよ。大丈夫でしたか」
「見ての通りです」
少し胸当てに傷がついているのと、手に怪我をしているようだが、大きな問題はなさそう。
「おまえ」
「聞かないでください」
「そんなこと言ったって聞くしかねぇよ。お前がやったんか外のアレは」
キャッスルのいうとおりである。
戦鬼は気絶していた。というかあそこから反撃できる雰囲気じゃないのは二人にはわかる。
場数は踏んでるのだ。
となると目の前でピンピンしてる男しかいないとなる。
「ファミリー一つつぶした化け物ですよ。一人でやったのなら相当すぎます。超だ超。どこでも引く手あまたですってこんな逸材」
「そうだそうだ。お前、とりあえず合流しろって」
「いやだから」
勝手に盛り上がる二人を止めるN。
「まぁ否定しても仕方ないと思うので、外のアレは確かに私がやりました」
「マジかぁ」
認められるとそれはそれで困る。
「ただ、これで目立ちたくないんですよ。面倒しかないし。色々事情があって」
「事情っておめぇ冒険者が強いモンスター倒すなんて自慢にしかならんだろう。世の中大半の話は自慢しまくってモテモテチートってもんだぞ」
「前いたところの都合があるんですよ」
そこで頭を下げる。
「そこで頼み事なんですが、どうにかごまかせませんか。こう、私をどっか別のところで見つけた的な」
「わたしらにそんなこと言われても」
頭下げてまで頼まれるとは思ってなかったが、そこまでされると断れない。
ピーターにとって命の恩人なのだ。
「まぁごまかしましょう。家の中で倒れてたとかなんとかでどうです」
「はぁ。お前」
キャッスルは納得しなかったが、だからといって頭を下げられて頼まれたことを言いふらす人間でもない
「俺らの話をみんな信じてくれればいいんだがな」
「とりあえず俺は信じないぞ」
気づいたら建物の中にいたニコライの言葉。




