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34話 真実を語り給え

 ピーターが3人を連れて逃げた。

 キャッスルも合流するだろう。

 僕はここで少し足止めができればいい。


 しかし一人女剣士が立ち向かっている。

 計画は狂ってる。しかし動き出した物事は止まらない。

 流れる石に苔は生えない。

 流れるがまま行くしかない。


 斧を持ち怪物に突撃。

 視線の先の女剣士は怪物の一撃で地面に叩きつけられた。


「真実を語り給え」


 斧を投げつける。

 怪物が目の前の剣士にとどめを差すために振り上げられた手。

 1回転。2回転。

 肘に斧が突き刺さる。

 こちらに気づいた。怒りのせいか、それとも元々頑丈なのか。ほとんどダメージを感じていないようだ。


 あそこまで5秒あればたどり着くか。

 

 そして呪文を唱える。


「テンペランス」 


 斧が大爆発。

 吹き飛ぶ腕。

 走り続ける男。




 また怪物の罵声。こればっかりだ。




「ごめんなさい」

 私の前に現れたのは男の子。

 彼は勢いをつけたまま座り込んだ私を突き飛ばす。

 倒れこんだ私の目の前には腕が吹き飛ばされた怪物が写る。


 誰がやったの。化け物と対峙する彼が。


 化け物の罵声が響く。

 吹き飛ばされた手。流れ出す血。しかしまだ死ぬ気配はない。

 化け物、だめだ、もう片方の手を鞭のように振り回し一撃。

 しかし彼はそこにはいない。


 背中に回り込んでいる。はやい。手には剣。いや、私の折れた剣先だけ。いつ拾ったのかしら。

 男の子は背中からとびかかり、剣先を力任せにねじ込む。効いていない。


 効かない。牛頭の背中は肉がかたいのだ。怖くても正面から腹を狙うべきだ。そう習った。


 だから彼は背中から振り落とされた


「真実を語り給え」


 呪文。


「テンペランス」


 背中に突き刺さった剣が大爆発。

 爆風。

 巻き込まれ吹き飛ぶ意識。

偉大なるマンネリに敬意をこめて

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