21話 謝罪
「それでですね。あの、私としても一つ謝罪を」
そんな切り口でニコライは自分のファミリーの若い連中の迷惑を詫び
「ファミリーから正式に謝罪させていただきますが、まぁとりあえずということではい、これみなさんでどうぞ。ブランデーがお好きでしたよね」
とにかく下にでる。
「あら、いいのに。若い子の教育は私も困ったわ」
高そうなブランデーが効いたらしくジェシカはすぐに許した。
「でもね。二度も三度も」
しかしそう小言を並べる。
「はい、はい、すいません」
とりあえず謝るニコライ。
「知り合いなんでしょうか?」
釣銭がでないようにきっちりと勘定していたNが二人を見てそんなことを言った。
「店長はもともと有名な冒険者だったんです。詳しくは知らないんですが。その時のお知り合いなのではないでしょうか?」
サラはそんなこと相槌を打ちながら渡さた金を数えなおし、明細を渡した。
せっかくなら昼ごはんもたべていきなさい。というありがたいお言葉をもらったが、ニコライが居づらそうと見ると
「申し出は非常にありがたいのですが、少々用事がありまして」
「兄貴の面会に行くんです。ボスが直々に挨拶をしていただけるということで大変喜んでまして。はやく行ってやらねぇと」
とメッサーとピーターがうまい具合に話をそらして連れ出すことにした。
この男はなかなか気が利く。ニコライはピーターの文句にそんなことを思う。




