13. カステラ
日々の気付きとこの世の真実を追い求める世界最短最低の物語。
視聴番組のCM中にでも見れる(読める)程度の時間と内容を想定してます。
いつでもどこからでもどーぞ。
ご注意: 口語的語りとしています “い”抜き、“ら”抜き、その他文章定義はご容赦くださいね。(あ、誤字脱字も……)
【日くらし 弐 】
13. カステラ
数あるスイーツの中で「どれが好き?」と問われれば恐らくTOP3内は確実となるのが「カステラ」です。
昭和の時代の子供の喜ぶオヤツと言えば筆頭定番であったろう(やっぱショートケーキかな?昭和ナメてる私?ごめん)と思いますが、当時はコンビニやスーパーなどで一切れ二切れなんて小分け売りがなく(あったのかな?)、食べられるのはお土産や贈答、もしくは家庭訪問時の(先生への)お茶うけに用意された場合くらいなものでしたから庶民的ながら滅多にお目にかかれなかった印象があります。(ウチが貧乏だったからという話もあり)
故に私の「大人になったら気絶するほど喰ってやる!」という野望リストとして、マックフライポテトに並ぶ憧れの食品なのです。(それほどでした)
今でこそコンビニなどでいつでも買えるわけですが、有名店の高級品となりますとそれら有象無象 (ごめんなさい)とは格が違いまして“色味、香り、弾力、しっとり感”全てが高み・頂きで揃い踏みという極みにして異常の物。
最早食べるまでもなく「美味しい」が確定しています。(まぁ食べますけど)
何が違うかと言えばぶっちゃけ卵や水飴・ハチミツの含有量で、高級品は見た目の黄色みが強く、触るとベタついているというのが私の“高級カステラ”の判断基準です。(ホントチープよなぁ我ながら)
つい最近「ベトベト、ベタベタは大嫌い」なんて書いておりましたが、カステラのベタつきだけはそらもうなんぼあっても良いですからね。
以前長崎で行われた「カステラの品評会」なるもののニュースをたまたま見ました。
長崎と言えばカステラの総本山、名代の名店が数多ございますから出品のお店も、品も錚々(そうそう)たる顔ぶれです。
で、それらのお店のカステラがズラリと並んでいる光景が映し出されているわけですが、これが何と言いますか
「なんちゅー地味な絵面……」
ってビックリ。
ケーキなんかと違いまして、派手なデコレーションや色とりどりなクリーム、フルーツなんかの賑わいなどありませんで、ビジュアルは全ていつもの細長いスクエアなお姿。
焼き目の茶色や中の黄色みに若干の違いがあったり、チョコや抹茶などの変わりダネもあったりしますが、総じてアースカラーな会場風景。(良く言えば)
「だがそれでいい!!」(ドン!)
カステラとはこうでなくっちゃ。
華なんて不要ですよ、ええ。
お代官様 「して越前屋、分かっておろうの?」
越前屋 「ホッホッホ、こちら、山吹色の菓子にございます」
お代官様 「クク…、越前屋、お主も悪よのう」
越前谷 「いえいえお代官様ほどでは」
お代官様、越前屋 「ガーハッハッハッハッ!!」
パカッ
お代官様「ワーイ!カステラだーっ!!」
ではまた(黄門様もニッコリ)




