12. リクエスト
日々の気付きとこの世の真実を追い求める世界最短最低の物語。
視聴番組のCM中にでも見れる(読める)程度の時間と内容を想定してます。
いつでもどこからでもどーぞ。
ご注意: 口語的語りとしています “い”抜き、“ら”抜き、その他文章定義はご容赦くださいね。(あ、誤字脱字も……)
【日くらし 弐 】
12. リクエスト
「皆様からのリクエスト、お待ちしておりまーす!」
ラジオ放送などで良く聞く言葉ですが、今時ならお気に入りの曲などあればわざわざラジオ番組へリクエストしてかけてもらわずともサブスクや音楽配信サイトで簡単に聴けますし、ダウンロードも可能なのになぜそんな事を言い続けるのか?
恐らく聴取率向上の為リスナーさんになるべく番組参加してもらおうとか(紹介されたら嬉しいでしょうし)、「巷ではどんなのが好まれているのか?」といったリサーチ目的もあろうかと思われます。
なので言い方も今時の「共有、共感性」に付随して”Musicshare”なんて言ったりしてますね。「アナタの好きな曲を皆でshareしましょうよ!」みたいなノリで。(よく考えるなぁ)
しかし以前は好きな曲をラジオで流してもらってそれをカセットテープに録音するなんていう人達が多くいて、切実にガチでリクエストしていた時代があったそうですよ。
年代的には60年台後半あたりで、ちょうどラジカセなるものが出現し始めた頃合い。
初めはAM放送の中々ノイズ凄まじい状況にも拘らず、皆有難がって録音していたらしいですからなんと健気なことでしょうか。(怒られそうですけど)
それがFMの番組、地域の拡大普及によって音質問題は大幅に向上し、今度は皆こぞってFM番組での音取り、“FMエアチェック”の時代となったようです。(ご存じです?)
親戚の兄貴の話では、ラジカセが出る以前は単体ラジオの前にカセットデッキを置いて力技の録音をするというまさにライブ収録だったらしいですからそこまで行くと涙ぐましいものがありますね。
今ではそういった事ももう無いのでしょうが、先人の課題であった“音質”については最近時のレベル向上っぷりに目を見張るのがあります。
音響機器の性能・品質向上にデジタル化も加わって、安価なものでも素晴らしい音質でして、ラジオでもFM放送などは本当にクリアーで驚くほどの臨場感です。(FMネタ前にも書いたな、ま、新章だし良いか)
ラジオ放送が好きで車はいつもFM放送を聞いておりますが、私の乗る安っすい大衆車でさえ結構良い音で流れてきましてこれが却って困る場面があったりします。
曲や番組CMなんかで稀に流れる緊急車両のサイレン音とかもうリアル過ぎです。
パトカーの音だったりすると「ビクゥッ!!」とかなっちゃって(別に悪い事してないのに)まわりをキョロキョロとついキョドってしまいがちです。
車のクラクション音とかもうドキドキですよ。「え?私?え?え?」つって
あとアレ、ケータイの着信音とかも。
滅多にかかってこないもんで「何事??」って路肩に車を停めて確認した事もありました。
AI動画もそうですけどリアル過ぎるってのも考えものです。
「これフェイクですよ」っていう偽物感の表現方法追求も必要じゃないかなぁ。
ではまた(何となくスマホも振動してる気がするから不思議)
兄貴が、「〇〇―ご飯だよー!」ってオバサンの声が入ったテープがあったって言ってたなぁ、遠い目をしながら……




