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屍桜(しざくら)〜サクラ散ル刻、命ハ咲ク  作者: ゆーきゃん
一章【桜の下の約束】

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7/10

6話【桜影寺】

俺は引戸を開け医務室を出る


そこには屍人が蔓延る和の国とは思えない

活気があった

走り回る子供達

洗濯をしている女達

刀の訓練をしている男達

桜ノ宮砦は聞いていた通りの

希望の地のようだった


俺は葵に言われた通りの道を進み

桜影寺おうえいじを探していた

(確かこの道を進めばいいんだよな)

と思いながら進む

(おかしい…いくら進んでもたどり着けない)

(迷ったか?)

言われた通りの道は進んできたはずなのに

いくら進んでもたどり着けない

むしろ元の道に戻ってきてしまう

仕方がないので近くの男に道を聞いた


「あぁ、桜影寺か?それなら…」


と男は何かを見たのか固まる


「どうした?」

「どうやら、紬様に呼ばれてるみたいだな、あんた」

「え?」

「桜影寺はな、砦の最後の要だ。そこは何が何でも守らないといけない。だから、桜巫女の力で桜影寺は隠してるんだよ。だからな、桜影寺に行きたいなら呼ばれるまで待つしかない。だが、その桜影寺が出てきた。あんたを呼んでるんだよ」

「そうか…」

「ほら、さっさと行きな。紬様を待たせるんじゃねぇ」

「ああ…」


俺は促され桜影寺に向かう

葵はこんなこと言ってなかったなと思いながら

桜影寺の巨大な木製の両開き門の前に着く

その瞬間、風が止んだ気がした

桜の花びらが舞っている


俺は両開き門を開けようとする

その時、1人でに両開き門は

ギギィ…と音を立てて開く


俺は恐る恐る中に入ると

そこには無数の満開の桜の木が

道を示すように咲いていた


俺はその道を進み障子の前に着く


本日も読んで頂きありがとうございます!


今回は桜影寺に行くまでのお話を書きました

少しファンタジーチックですけど

楽しんで頂けてますか?

次回もお楽しみに!


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応援よろしくお願いいたします♪


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