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屍桜(しざくら)〜サクラ散ル刻、命ハ咲ク  作者: ゆーきゃん
二章【蘇る影】

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17話【和の国の変化】

時は遡り4年前



暗い森

あたりは火で包まれていた

そこには生き残った2人の武士

そのうちの1人、俺は深く傷を負っている


「黒影、しっかりしろ!」

「……はは…派手にやられたな…」

「喋るな!手当をする」


蒼真は俺を手当しようとする


「無理だ」

「黙れ!」


蒼真は必死に俺の傷を押さえる


「蒼真…」

「喋るなって言ってるだろ!」

「お前は昔からそうだよな…無茶をする」

「……………」

「俺たち…この国を守るって約束したよな…」

「ああ」

「でもさ」


俺は周りを見る

そこには焼けた森、村、死体


「守れてない」

「……………」

「偉い奴らは城に隠れて、死ぬのはいつも弱い奴らだ」

「……………」

「この国は腐ってる」

「それでも守るって約束しただろ?」

「はは…」

「蒼真らしい」

「お前もだろ」

「…………」


俺は少し笑う


「蒼真。もしさ、全部壊したら」

「?」

「この国、1回終わらせたら」

「何を言ってるんだよ」

「…………」

「馬鹿なことを言うな。生きてまた戦うぞ」

「…俺はもう無理だ」

「死ぬんじゃねーよ」

「蒼真…お前は最後まで人を信じろ」

「…………」

「それが…お前の強さだ」


俺はこの後の記憶がない


「黒影?おい、黒影!」


蒼真は俺の亡骸を抱き

ずっと泣いていた


「すまない…黒影…」


蒼真は片隅に置いてある俺の刀を取り

その場を後にした

それからどれくらいの時間が経っただろう

俺は息を吹き返した


「蒼真?…蒼真…!!」


俺は立つが直ぐに倒れ込む


「っ…!!」


俺はここで死ぬのか…

蒼真の所に行かないと…

だが、身体が上手く動かせない

そこに見慣れない風貌の老人が来る


「誰だ…ここは、まだ危険だ」

「おやおや。あなた様は黒影様とお見受けしますが」

「そうだが…あんたは?」

「私は玄斎と申します。陰陽師で御座います」


陰陽師?

聞いた事がある

妖などを従えて、妖怪などを倒す連中がいると


「その陰陽師が俺に何の用だ」

「この和の国は腐ってると思いませんか?」

「…………」

「その顔は思ってるみたいですね。私はこの和の国を一から作りたいと考えてるんですよ」

「それで?」

「その頭領に黒影様をと」

「…………」

「この国を正しい方向に導いていきませんか?それには、先ず、壊す必要があるというわけです」

「そうか…」

「ご了承頂けるのでしたら、あなたの傷も癒して差し上げましょう」

「わかった…詳しく話を聞こう」

「ありがとうございます。それでは、ここを移動して、お話を」


玄斎は持っていた杖を天に突き上げ


「穢れを祓い、肉を結べーー急急如律令きゅうきゅうにょりつりょう


紫の光が集まり俺を囲む

すると…

傷が塞がっていく

俺は驚いた顔でいると


「さて、それでは場所を移しましょう」


俺は玄斎について行く

ここから、俺の戦いが始まる

本日も読んでいただきありがとうございます♪


今回から二章のスタートになります

二章は黒影メインで進んで行くので

是非、お楽しみください


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