15話【屍人の異変】
「何があったの」
「わからねぇ…村では、不気味なぐらい静かで、俺達は観察をしていた。その時、蒼真が1人足りない事に気付いたんだ。その直後に彦十郎の叫び声が聞こえたから向かうと、あいつは…屍人に喰われてた」
「そんな…確かに彦十郎は鉄之助について行ってたの?」
「ああ、それは間違いない。それに、訓練でも教えてるしな」
「そう…どうして、そんな事に…」
「少し違和感を感じた…」
俺は口を開く
「違和感?」
「ああ…あの、屍人…統制がとれてるような気がした」
「それって…」
「誰かに指示されて動いてる」
全員は俺に驚いた目を向けている
「今までの屍人は音に反応して行動していた。だが、さっきの屍人は音に全く反応せず、彦十郎を喰らうことにしか興味がなかった。それに、音もなしに行動していたとしか思えない。村は屍人の気配が全くしなかったから」
「そう…これからの、対策を考えた方が良さそうね…」
その時、外から大きな爆発音が聞こえる
「!!!!!」
「何事?」
俺は勢いよく障子を開ける
すると門の近くから煙が上がっていた
「門で何かがあったみたいだ!」
「おい、行くぞ!」
鉄之助の言葉に
その場にいた全員で門を目指して走り出す
今回も読んで頂きありがとうございます♪
次回で一章完結となります
二章は時系列が少し戻るお話になるので
是非、お楽しみください
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