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11話【一時の平穏】
こんなに寝たのはいつぶりだろう
俺は鳥の囀り(さえずり)と共に目を覚ます
この3年間は屍人の襲撃に怯え
まともに寝ることはできなかった
俺は桶に水を汲み
顔を洗う
楓に送ってもらった時に
迎えに来ると言っていたので
俺はそれまで刀を振る事にした
何分経っただろう
楓が迎えに来た
「蒼真。あんたはいつから刀を?」
「5つの時からだ」
「そんな前から?」
「俺は武士の家系だからな。幼い頃から刀を習い15の時からは戦さ(いくさ)に駆り出されることが多かった。父上と母上は辻斬り殺され、俺と妹は父上の兄君…叔父上に引き取られ戦さで戦ってきた。妹を家に置いてきてな」
「そう…」
「俺は妹や自分の信じる道を守るために戦ってきたんだけどな…」
「…………」
「悪い、こんな話をして」
「いや、いい」
「早く行かないと俺達を待ってるかもな」
「そうね、それじゃ行きましょう」
「ああ」
俺達は鉄之助が待ってる場所まで向かう
今回も読んで頂きありがとうございます
今回は蒼真の思い出話を書いてみました
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