糸恋と桐葉の爆乳サンドイッチ
喉元過ぎれば熱さを忘れるが如く、暗黒龍は欲望のままに屹立していく。
――■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■!?
背中に広がるIカップ。
胸板に広がるIカップ未満。
奇跡の爆乳サンドイッチの快楽に俺は脳髄をトロかされ、理性が崩壊しそうだった。
――四つの爆乳が、きき、桐葉の乳首と、糸恋の乳首が同時に!?
失礼とわかっていながら、頭の中でふたりの爆乳を比べてしまう。
大きさ、量感はわずかながら桐葉が上。
やわらかさ、弾力、肌触りはほぼ互角。
乳首の大きさや硬さもほぼ同じ。
――だけど大きさの分、桐葉のおっぱいのほうが……いや、俺は何を考えているんだ!? 嫁のおっぱいに優劣をつけるなんて最低だぞ!? ていうか桐葉が規格外なだけで糸恋のおっぱいだって超高校級どころか超人類級じゃないか! ていうかすげぇな糸恋のおっぱい! 一生こうしていたい!
糸恋の爆乳は本当に、もちもちむちむちのぶるんぶるんで、肌も吸い付くようでありながらなめらかで、程よく硬い乳首の刺激が最高のアクセントになっていた。
この世にこんな存在が存在している事こそが神の存在証明になっている気さえする。
そんな奇跡のおっぱいを持つ糸恋の赤面が目の前で恥ずかしそうに震え、まばたきをして、戸惑って、視線を泳がせて、ああもう可愛い可愛すぎる、なにこの子本当にこんな子が俺の第九夫人なのか? 俺今日死ぬの? 明日死ぬの?
桜色のくちびるが、ためらいがちにひらいた。
「あの、ハニー、はん……」
「はいなんでしょう!?」
糸恋は息を呑んだ。
「お腹に当たる硬いのが、どんどん大きくなってはるんやけど……」
糸恋の視線が逸れた。
俺は全身を硬くした。
「わぁああああごごご、ごめん!」
俺は跳ね起き、糸恋から離れた。
「ぃゃん」
背後で桐葉が可愛い声を漏らした。
「あ、ごめん桐葉大丈夫か?」
「ッッッ!?」
俺が背後の桐葉を気にしていると、糸恋が息を止める音がした。
「ん? どうし――」
そしてベッドから立ち上がった体勢のまま、俺も絶句した。
結論から言えば、糸恋はちゃんとパンツをはいており、全裸ではなかった。よかった。
それは俺も同じで、桐葉と糸恋の糸から作った愛妻パンツをはいていた。
でも、鋼鉄の8倍以上の強度を誇るクモ絹ハチ絹パンツは内側からの突き上げで、ハチ切れんばかりにパツンパツンだった。
「ぎゃぁああああああああああ! 何度もごめん糸恋! でもこれは不可抗力というか、そうだ、若さだ! 若さのせいなんです!」
「わっ、ハニーってばすごい。見せてぇ♪」
言って、桐葉の両手は笑顔で俺のパンツをつかんだ。
ずるりん
「へ?」
最高品質の絹糸は残酷なまでのなめらかさで、一片の慈悲もなく、無抵抗に脱げ落ちた。
すべての拘束具から解き放たれた暗黒龍の龍頭は、しなる弓が力を解放するようにして勢いよく、びんよよよ~ん、飛び上がった。
「あぶぁっ!?」
糸恋の口からギャグ漫画みたいな声が飛び出した。
――■■■■■■■■■■■■!?
俺は深い絶望感と後悔で声にならない絶叫を上げた。
一方で、桐葉は俺のパンツを足払いも同然に引き抜いて、俺はすっころんだ。
「ほえ?」
糸恋は目の前に迫るモノにきょとんと硬直した。
そして、彼女の美貌は暗黒龍の下敷きになった。
「ほぁぁあああああああああああああああああああああああああああ!?」
絶世の美少女の、それも好きな女の子、恋人、未来の嫁の顔面に邪心の塊をおしつけるというアブノーマル過ぎる心身の快楽に、俺は性癖が歪みそうだった。
そして諸悪の根源たる桐葉は俺のパンツ片手に部屋を飛び出していく。
「ごめん糸恋! おい待て桐葉!」
彼女に謝罪をしてから、俺は離れがたい快楽の誘惑を断ち切り、腰を浮かせてベッドから飛び出した。
「ハハ、ハニーはんの、ハニーはんの……」
背後では糸恋の意識が飛んでいた。ごめん。
「桐葉! パンツを返せ!」
と叫びながら、俺は廊下を激走。
上下に弾みながら左右に振られる白くて丸い、ボリューミーなヒップを追いかけた。
「あはは、ここまでおーいで♪」
無邪気に笑いながら、桐葉は両腕を左右に広げて走る。
おかげで、両脇から豊満な暴れ横乳を拝めた。
うしろからおっぱいが見えるって、どれだけ大きいんだろう。
我が嫁ながら、おっぱいとお尻のサイズ感が規格外過ぎて困る。
「うぉおおおおお! 待てぇ!」
俺は彼女のお尻、もとい背中に手を伸ばして、そして……。
「あれ? 桐葉さんなんで裸?」
「桐葉さん、服は着たほうがよろしいかと」
「ふゃっ!? きき、桐葉!?」
「む、針霧桐葉、朝から楽しんだようだな」
俺は廊下を抜けた。
『へ?』
「あ?」
それから、リビングに勢ぞろいした彼女たちの視線が一斉に集まった。俺の下半身に。
それで思い出した。
果てしない絶望感と失望感の中に、ワンチャンの希望を託しながら、恐る恐る、破裂しそうな内圧でいっぱいの下半身を見下ろした。
そこには、邪悪な欲望が大勃興した本能の奴隷がビクビクと痙攣していた。
「ぎゃああああああああああああああああああああああああああああ!」
俺は両手で股間を隠しながら、その場で亀のようにうずくまった。
朝から8人の恋人たちの前で全裸でうずくまる男子。
なんて情けない光景だろう。
「み、みられた、ぜんぶ……くぅ」
恥ずかしさのあまり、俺は目に涙をにじませた。
一方で、頭上では桐葉の声がはずんだ。
「もぉ♪ ハニーってば元気いっぱいなんだからぁ♪ でも嬉し♪」
「気にしないでくださいハニーさん。我々は誰一人気にしていませんし麻弥さんの目は隠しましたので」
「真理愛、手をどけて欲しいのです。何があったのですか?」
真理愛に続いて、早百合さんが気遣いの言葉をかけてきた。
「どうせ桐葉のいたずらであろう? その程度理解している」
「うぅ、みんなありがとう……ッッ!?」
と、お礼を言いながら顔を上げて、俺は言葉を失った。
俺の目の前でパンツ片手に笑顔で仁王立ちする桐葉。
威風堂々、さらされるご来光に、目が血走るのがわかった。
「~~~~~~~~~~~~ッッ!?」
「うん? どうしたのハニー? そんなにボクの下乳好き? ふだん見れない場所だし、やっぱりハニー的にも上乳よりも下乳が好き?」
首をかしげてから、桐葉は上機嫌に両脇をしめて、おっぱいを強調しながらぷるぷると震わせた。
そこへ、言いにくそうに美稲が口をはさんできた。
「あのぉ、桐葉さん? 下、丸見えなんだけど……」
「え? ……え?」
桐葉はきょとんとまばたき。
それから、両手を自身のウエストから腰へとゆっくり、探るようにすべり下ろした。
「ッ!?」
手が無抵抗を腰を通り過ぎると、彼女の顔が桃色に固まり、すばやく真下を見下ろした。
が、そこにあるのは大が付く爆乳。
胸が大きすぎて、足元が見えるはずもない。
桐葉の数少ない弱点だ。
彼女は両手を下乳にあてて、指を下から谷間にさしこんで、恐る恐る左右に開いた。
「ッッ~~~~~~~~ッッ!?」
深すぎる胸の谷間越しに自身の下半身を見下ろして、桐葉の顔がさっきまでの無邪気な余裕はどこへやら。
目を丸く剥いて、顔を紅蓮に染めて当てくちびるを硬く結んだ。
それから1フレームすら感じさせないような瞬発力で両手を股間にあてがい、前かがみになって照れ笑った。
そのおっぱいを強調したポーズがまた刺激的で、俺の心は彼女にくびったけだった。
「あ、あはは、もぉ、ハニーってばえっちだなぁ。じゃあね」
らしくない、短い言葉を残して、彼女は俺の横を通り過ぎて行った。
逃げるように立ち去るというレアな桐葉のお尻を見送ってから、俺は溜息を吐いた。
だけど……。
★本作はカクヨムでは497話まで先行配信しております。




