神竜
ルヴェーラが辺りを照らす魔法を使う中ルシアス達は洞窟の中を進んでいくと広い空間に着いた視線の先には胸を巨大な槍で貫かれた金色の輝く巨大な竜が横たわっていたその前には巨大な骨が転がっていた。
「あれが神竜アストエルかな?」
「おそらくそうだろう、しかし死んでるとは思えないくらいきれいな体だ」
アルマとアヤがそんな話をしていると頭から声が響いた。
【何用だ?】
「頭から声がするよ!?」
「貴方はだれですか?」
【我は神竜アストエルだ】
「アストエル?死んだのではないのですか?」
【確かに肉体は巨神との戦いで相打ちになり死んでいるが巨神が持っていたグムハザの呪いの槍により魂が解放されていないのだ、汝らの名と目的は?】
ルシアス達はアストエルに自分達の名と目的を告げた。
【私の肉体はすでに滅んでいる、お前達にこの身体を捧げてもいいが槍を抜いてはくれぬか?、そうすれば我の魂は解放されるだろう】
「分かりました、マナは呪いを解いてください、ルシアスとラルフは呪いを説いた後、槍を抜けますか?」
「うん、解いてみるね」
マナはそういとシェイダル神に祈りを捧げる、すると槍は光で包まれた。
「呪いは解呪したよ」
「ありがとうマナ、ラルフ、槍を抜ぬこう」
「はい、ルシアス様」
二人は槍を握ると腰を落として力を入れて後ろに引くと徐々に胸に食い込んだ槍が抜けて行く。
「もう少しだ!ラルフ!」
「はい!」
力一杯に槍を抜くとついにアストエルの胸部から槍は抜けた。
【礼を言うぞ女神アイリスの加護を受けし者マナ、そしてルシアスよ、私の骨と鱗が必要ならそこの魔法使いが持つ我の爪でとるといいだろう、そしてルシアスよ、汝に贈り物をしたい】
「贈り物?」
【我が血を飲むがいい、普通の人間には毒かもしれぬが女神アイリスの加護を持つ汝ならそれに耐えてさらに力を増すことができるだろう、、、、、、我は安息の地に行くことが出来そうだ、どうかウィンガルを討ち呪いから解放してやってくれ】
そう告げるとアストエルの身体は輝きを失った。
「、、、、ルヴェーラ、俺は神竜の血を飲んでみるよ」
「分かりました、ルシアス」
ルシアスは胸から流れでていた血を飲むとその場に倒れた。
「ルシアス!!」
そう言って倒れたルシアスにマナが駆け寄って様子をみた。
「マナ!ルシアスは?」
「呪いではないけど、凄い熱が、、、」
「、、、、、、マナ、ルシアスが目を覚ますまでアルマと看病をお願いします、セシルさんとラルフは二人の護衛を、アヤは私と別の出入り口がないか調べに行きましょう」
「分かったルヴェーラ、ルシアスを頼む、皆」
「ええ、ラルフ君、テントを張ってルシアスをそこへ運びましょう」
「はい、セシルさん」
「マナ、私は手拭いを水で濡らしてくるから待ってて」
「ありがとうアルマ」
ルシアスを任せるとルヴェーラとアヤは洞窟の奥深くへと進んで行った。




