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巨人達

 数日掛けてまた魔物達を片付けながらルシアス達はアストエルの眠る地へと向かっていた。数度の戦闘で仲間達の盾として傷を負ったルシアスにマナが魔法で治癒していた。


 「助かるよ、マナ」


 「ううん、ルシアス、それより無理しすぎないで」


 「ルシアス、貴方は体力も売りですが、女神様の鎧が無い今はマナの言うとおり無理しないでください」


 「危険な役をすまない」


 「ああ、大丈夫さアヤ、まだアイリス様から貰った盾がある、この盾のお陰で皆を守れる」


 そんな会話をしている中ルヴェーラの目が空へと向いた。アストエルの眠る山と見られる向こうの空には雨雲が広がっていた


 「ルシアス、具合はどうですか?」


 「もう大丈夫だ、ルヴェーラ」


 「天候が崩れそうです、皆さん急いで山の中に入りましょう」


 「巨人族の事はどうするの?ルヴェーラ?」


 「安全そうな場所に行くまでインビジブルの魔法を使って姿を消しましょう、セシルさん」


 再び歩き出したルシアス達は山の付近までくると言った。


 「まず私が山の中に入る道を探します、戻ったら皆さんもついてきてください」


 そしてルヴェーラは透明になり一人山道へと向かった。1時間ほど経つとルヴェーラが戻って来る。


 「道は分かったか?ルヴェーラ?」


 「はい、透明化すれば行けましたが巨人族達の中にシャーマンらしきものもいました、物音をたてると見破られる可能性があります、皆さん気をつけてください」


 そういうと全員は頷きルヴェーラが仲間全員にインビジブルの魔法を掛けたルシアス達の姿が見えなくなるが先頭をルヴェーラに進んで行く。空からは激しい雨が降りだした。山道を歩いていくと巨人達が何体も道の真ん中にいてルシアス達は道の外れを慎重に進んで行く、すると広くなっている道がありそこには巨人のシャーマンと鎧を着た巨人が一体いた、そしてその先には山の中へと続く道があった。ルシアス達が一人また一人と通ると最後となったアルマがシャーマン達の横を通ろうとすると濡れた地面に足を滑らせて転んだ。


 「キャア!!」


 そのアルマの声に反応した巨人族のシャーマンはアルマの透明化を見破りアルマに魔法を掛けたアルマの透明化の魔法は解けてアルマの身体は動かなくなる。


 「アルマ!!」


 ルヴェーラがインビジブルの魔法を解くとルシアス達は直ぐに引き返してアルマの方へと走り出した、巨人に踏みつけられそうになったアルマに間一髪でルシアスがアルマを抱きかかえてかわした。すると他の巨人達もその場所へ向かってきた。


 「ルシアス!!皆さん!!山の中まで走ってください!」


 ルヴェーラを先頭にして仲間達は山の中まで一心不乱に走り中に入ると最後尾のルシアスはアルマを抱えて中に入ろうとする、するとシャーマンと鎧をきた巨人が一緒に入って来てその後方からは他の巨人達も向かってきていた。


 「天井を崩して道を塞ぎます!!ルシアス、アヤ、セシルさん、ラルフはシャーマンと鎧を着た巨人の相手をして下さい!」


 抱きかかえていたアルマをマナに頼むとルシアス達は武器を抜く、すると巨人のシャーマンが魔法を使おうとする。ラルフはそれを見てシャーマンに矢を射った矢はシャーマンの右目に突き刺さりシャーマンはその場で地団太を踏んだ。鎧を着た巨人をルシアスが引き付けているとアヤが鉄の鎧を着た巨人に刀を振るうがあまりの鎧の厚さににアヤの刀でも切れなかった。


 「どうする?ルシアス!」


 「俺が注意を引き続けるからアヤはシャーマンを先に頼む!」


 「分かった!」


 ラルフで片目をうしなったシャーマンはファイアーボールの魔法を放とうとするとアヤが足を切り裂いたバランスを崩したシャーマンは前のめりになり両手を地面に着いた。


 「セシルさんは右の手を!


 「ええ!アヤ!」


 二人は左右の手を同時に切った、両手を失ったシャーマンは顔を地面につけて完全に倒れこんだ。アヤがその首を月影で一閃するとシャーマンの首を切り裂かれて頭が地面に転がった。ルシアスが鎧を着た巨人族の注意を引き続けているとルヴェーラが天井を魔法で崩して出入り口を塞いだ。ルヴェーラはルシアスの様子を見て鎧を着た巨人に魔法を放とうと集中する。


 「ルシアス!!巨人から離れてください!」


 「分かった!ルヴェーラ!」

 

 ルシアスは一瞬動きを止めたすると巨人は片足を上げてルシアスを踏みつけようとしたルシアスはその隙にルヴェーラの居る方向へと全速力で走った。巨人との間に距離が出来るとルヴェーラは鎧を着た巨人に魔法を放った。それは対象の周りに強力な雷を流しす檻を放つ魔法、サンダーケージの魔法だった。強力な電流が鎧を着た巨人を流れ続けると巨人は黒焦げになって倒れた。その時黄金に輝く爪を巨人からルヴェーラが取った。


 「やったわね!皆」


 「ええ、セシルさんでも出入り口が、、、」


 「ひとまずは全員無事か?」


 マナが身体が動かなくなったアルマの魔法を解くとアルマは皆に謝った。


 「皆!ごめん!」


 「仕方ないでしょう、アルマ、無事で良かったです」


 「その大きな爪は?ルヴェーラ?」


 「ええ、巨人が持っていました貴重なもののようですから何か役に立つかもしれません」


 そして全員は辺りを見回した。


 「、、、、、先へ進むしかないな」


 「ええ、ルシアス、皆さん、いきましょう!」


 ルシアス達はアストエルの場所を探して山の中の洞窟の奥深くへと向かって行った。

 


 

 

  

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