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出会い

 イバラの壁は燃え尽きたが、まだ煙があたり一面に充満していた! ディアとジェニーは構わず煙の中を歩いていくと、その先には深い森が広がっていた!


「こんな感じなのか・・・・」

 ディアは想像していた景色と違ったが、森の中を分け入って歩いていった! ジェニーはその後を必死にはぐれないようについていく!

 やがて、うっそうとしていた木々も徐々に少なくなって、道のようなところに出ることができた!

「はああ、やっとまともなところに出たな! ここもまだ、獣の国かもしれないが、とにかく村を探してみようか!」

 ディアはそういうと道なりに歩き出した! 人の営みには道に沿って歩いて行けば出会えると思ったからである。


「おおっ!」

 1時間ほど道なりに歩いた頃、突然ディア達は出会ってしまった! 

「エ、エルフ!」

 それは、真っ白な肌で好きっととった目、これまで見たことないような美形の少年二人、何より2人とも耳が長く尖っている!

「や、やった! やったぞ!」

 ディアは驚きのあまりジェニーの腕をつかんでその場で飛び跳ねた!


「に、人間・・・・!」

 驚いたのはエルフの2人も同じであった! 彼らは結界が破られ、その調査に向かっていく途中でディア達と遭遇してしまったのだ! まさか、その途上でエルフ国内において人と遭遇するなど考えてもいなかった!

 エルフの二人は、想定になかった出来事で、2人とも口をパクパクして固まっていた。


「あ、あの・・・・」

 いまだ動揺を隠せないエルフたちにディアは少しずつ近づいて行って声を掛けた。

「ずっと、探してたんです! あなた達を!」

 ディアはエルフに出会った感動をただ彼らに伝えたかった。


「えっ、えっええええ?」

 エルフの2人はますますパニックになった! 初めて会った人間がなぜ自分たちを探しているのだろうと・・・・


「とりあえず握手してください!」

 そういうと一方的にディアはエルフの手を取って握手した。

「ほら、ジェニーも握手してもらえよ!」

 ジェニーは訳も分からず、エルフの2人と握手した! ディアは町で突然憧れの芸能人と出会ったような気分であった。

「こんなところではなんですから、あなた達の村か街にいって、ゆっくりお話ししませんか?」

 ディアはそういうとエルフの2人の肩を抱いて、エルフの向かってきた方に歩き出した。ジェニーもその後を、おとなしくついていく!


 エルフの2人はすっかり結界の事も忘れ、ディアの言うがままに歩き出した! 生まれてきてから一度もエルフ以外の者と口をきいたこともなければ、些細な交流さ得なかった彼らは、人間に出会ったときの対処法が分からなかった。


「こ、ここです・・・・」

 エルフたちが指さす先には不思議な半透明の壁のような空間が目に入った。


「ここに入れば?」

 ディアはそういうと、そのままエルフと一緒に半透明の壁に入ってみた! 壁の先には再び新しい道が続いていた。

 ディア達がもともといた場所の近くには小さな村や町もあったが、緊張していたエルフたちは、彼らが通ってきたエルフ王都に通じるゲートにディア達を案内してしまい、ディア達はエルフ王都のすぐ近くの森にいたのであった。


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