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ハイエナ一家

リアは周囲を見渡し、一件の民家に向かって歩きだした。

「ドガッ!」

 彼女は、何の躊躇もなく、民家の扉を蹴り破いた! 中には先頭に鍬を抱えて震えている父親らしきハイエナと、その背後に母親と2匹の子どもがいた!


「に、人間め・・・・ち、近寄るな・・・・」

 父親ハイエナは鍬を振り回しながら、必死で家族を守ろうとしていた。


「ゴトッ!」

 父親ハイエナの首が胴体から落ちた! リウが剣を横なぎ一閃したからであった。

リウはそのまま部屋の奥に進んだ!

「きゃあああああっ」

 目の前で夫を殺された母親が叫んだ! 


「ドスッ!」

 彼女は母親の胸を一突きした! 母親が倒れ、その背中に隠れていた子供たちが母親が倒れたことにより、リウの前に現れた。

 リウは子供たちを見てほほ笑んだ! ハイエナの子どもたちは、リウの優しいほほえみをみて、自分たちの命は助かると思いホッとしたようだ!

「ドスッ! ドスッ!」

 リウは笑みを浮かべながらハイエナの子ども達の胸を突いた!


「おいおい、子供もカヨ・・・・容赦ないな」

 リウに続いて部屋に入ってきていた、ランドが、軽口をたたいた。


「目の前で人間に親を殺された子供を助けたりしたら、人間に恨みを持った獣になって、より多くの人間を殺すことになるのよ!」

 リウはランドの軽口に全く笑みを浮かべることなく答えた。


「まぁ、そうなるよな・・・・」

 続いて部屋に入ってきたディアは、リウのその言葉を聞いて、なるほどと納得した。

「ということは、こいつら皆殺しにしないとな!」


 ハイエナ一家の悲鳴を聞いて、それぞれの家に震えながら隠れていた獣たちであったが、ハイエナの家を鍬や鎌を構えて囲んでいた!

「この人間を殺されたくなかったら、この村から出ていけ・・・・」

 どうやら一人家の外にボーッと立っていた少女が獣たちに囚われてようだ。


「くそっ! しまった・・・・」

 ランドはハイエナの家の隙間から外を覗いて、アナグマに首筋に鎌を突き付けられている少女を見て顔をしかめた。


「ふんっ! 所詮、獣は獣ねっ!」

 リウは冷たく言い放った!


「な、なんだか、いつもそれなりに意地悪だけど・・・・今日のお前、特に冷たいな・・・・」

 ランドはリウの顔を覗き込んで、しみじみと言葉を吐いた。


「キッ!」

 そんなランドをリウは言葉を発することなく、横目で睨みつけた!


「うわっ、ご、ごめん!」

 ランドは全身に寒気が走り、今日のリウには特に逆らわないようにしようと心に誓った。


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