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第二話 後悔

少し僕の過去を振り返ろう。

僕は今までの人生の中で初めて退屈を感じたのは中学一年生の時の学習発表会である。

中学に上がったときはまだ心が幼くて無邪気な子供だったが、冬休みを明けた時くらいから心に何か違和感を持ち始めた。

人が多いところに行った時、誰か分からないのに視線を四方八方から感じた気がした。

友達の話し声が聞こえてきて何故か陰口を言われているのかもと思ってしまうようになった。

思春期の子によく起こる現象である。

僕はその中の一人である。

思春期に入った子たちは回りの目線を何故か気にしてしまう。

自分がどう見られているのか考えて、自分の立場を把握したがる。

良いルートとしては、誰かにどんな風に見られていたとしてもその場にあった解決策で乗り切り、コミュニケーションをとりながら信頼を勝ち取っていく。

これが所謂勝ち組である。

しかし、良いルートがあるということは悪いルートもある。

このルートに入ってしまった子は常に周囲の目線を気にし、自分が悪くないように見せつけるため、環境に適するフリをする。

しかし、その中身は何も環境をなにも把握できていない状態の子である。

これが負け組である。

僕はこのようにして勝ち組と負け組を判断している。

そして僕はこれに気づくのに遅すぎた。

それに気がついたのは学習発表会の時である。

学習発表会とは、各々で何か一つの題材を決め、それについて深掘りしていき、最終的に発表するものである。

僕の班には僕を含めて四人班だった。

題材は”なぜ日本の食べ物は海外に人気なのか“というものである。

僕以外の三人はそれぞれ調べてきたものを発表し合い、良いところをまとめていった。

しかし僕は何も調べずその活動に参加した。

とても気まずかったが、こんな些細なこと、誰も気にしないだろと思っていた。

しかしこれだといけないと思った僕は他の意見に相槌を打ち活動に参加している雰囲気を出した。

そんな日が何日か進んでいき、気がついた頃には手遅れだった。

いつの間にか四人班のはずなのに僕を除いた三人だけで活動を円滑に進めていた。

たまにチラチラと目が合うが話しかけず別の話題をあちらで話す。

僕は完全に見捨てられた。

僕はただの無能だと。

その後のことは察しができるだろう。

その後のニ年間は何もせずただ一点を見つめた気持ちでいた。

僕は青春で経験するはずのものを何処かに落としてしまった。

そこから僕の人生は退屈になっていった。

これが僕の過去である。

そして現在、理科室で女と二人。

お互いに目が合ったとき、僕はどうすれば良いかわからなかった。

「あ、いや、そのー」

彼女は驚いているのかその場でピタリと固まり動かない。

「お、お邪魔しましたー」

僕は理科室を出ようとした瞬間。

「ねぇ」

と、呼び止められた。

「な、なんですか」

「好きな食べ物何?」

「はい?」

突然何を言い出したのか僕は意味が分からなかった。

「そうですねー、夏野菜のない野菜炒めですかね」

女は少し驚いた表情を見せたあと、

「そう、わかった。行ってもいいわよ」

と言ったので、僕は不思議に思いながらこの場を後にした。

(何なんだ?あの女)

そう思いながら僕は教室に戻って行った。



その後の理科室…

「まさか、本当に当たっていたなんて。もう少し質問しておけばよかった。」

と、女は後悔していた。






第二話描き終わりました。

誰かが見てくれることを信じて僕は描き続ける。

投稿頻度が少ないのは許してください。



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