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カレンの休息
カレンはタケルが心配だった。だから妹が寝るのを見計らってタケルの部屋に再度潜入した。タケルはまだ起きてPCで何か見ていた。
「カレン?どうした」
「いえ、ご主人様が大丈夫かなと思いまして」
「ありがとうな、カレンが心配してくれるから、いつも助けられてばっかりだ」
タケルはいつもするように、カレンの頭をなでた。カレンはそれが大好きだった。
「わたしも立場が微妙でやりづらいんです。国際魔法警察からは、最重要課題としてヒナタさんとベルさんを監視するよう指令が来てますが、わたしは本当はタケル様をお守りして、慰めたい気持ちがたくさんでした。うまく言えないのですが、隣で寝てもいいですか?」
「うん、妹が引き起こしたことは、ほとんどカレンが解決してくれてる。ホント感謝してる」
半獣の猫耳は震えて、その大きな目からはとめどなく涙があふれる。
「わたしは…本当はご主人のここにいれば幸せで何もいらないのです」
カレンは泣いている。さっきまでの毅然として凛としたカレンはどこにも見られない。甘えた子供のようになきじゃくっている。




