79/84
収束
カレンはタケルをクララに預けると急いで戻っていった。
「こうなることは想定して、レオンどのと打ち合わせしていたのです。タケル様を頼みます」
半獣の耳は風に揺れた。
二人を抱えたレオンを見て、カレンはほっとしていた。
「ありがとう、レオン」
「これはみんなにとって重要なことだよ。ウミはだしとかないとね」
レオンは朗らかに笑った。カレンはタケルやヒナタが心配だったが、肉体的には問題なさそうだ。怪我人ゼロ。奇跡的だといえる。
「あとは二人が目を覚ましてからのケアですが。レオンよろしくね」
「真相を言えば俺はクビだよ」
レオンは苦笑いに変わった。




