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魔王ベルのゆううつ
タケルはみんなに言った。
「命がけでここまで来てくれたみんなには、感謝の言葉もない。本当にありがとう」
「あたしはあんな恐ろしいことになるなら、ついてこなかったわ」
クララはレオンとベルを見て、意地悪そうに言った。ベルの本体はハエの魔物の集合体だった。それを思い出すだけで身の毛もよだつ。だがそうでも言わないといけない雰囲気がした。
「そうじゃレオン!お主、この魔王をかどわかした罪は重いぞ!戻ったら大変な懲罰が待っておるのを覚悟せい。大戦においてルール違反がどれほどの大罪か…」
ベルはようやく腹をくくったのか、弱音をはいた。
「以後、私はベル様の配下になりましょう」
レオンはニコニコしてベルの頭をなでた。




