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猪突猛進ナル妹のビッグバン  作者: 月読カイト
三 そして妹はいなくなった
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ベルの悲劇

「そうです。魔王に弓引く我らが、何を恐れることがありましょう?ご主人様、さっさと戻りますぞ!」

 カレンもその勢いに便乗した。

「レオン、悪いが、やってみてくれないか?」

 レオンは顔面蒼白になっているが、うなずいた。ベルが叫んだ。

「それでは私も共犯者になる!やめてくれ…」

 レオンはベルを後ろから抱きしめると、魔法を使った。

「転移、下界へ」


 皆はレオンの転移によって、あるべき場所に戻る途中だ。彼らを囲む球体の外は、薄暗い中で光が通り過ぎていく。まるで車窓のようだ。ベルは共犯者にさせられたことを、レオンに怒ったが、転移している時点でもう遅かった。泣き出しそうなベルを見て、クララはベルが案外可愛く見えてきた。



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