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意外な展開
「まいった。降参だ」
八つ裂きにされ、燃やされたハエの群れは一か所に集中していく。
それは、けがをした女性の姿に変わった。赤い目をして、灰色の肌、背中には四対のコウモリのような羽がひしめいている。一同はあっけにとられた。
「降参…?」
クララは繰り返した。それしかできなかった。
「まさか、ありえない」
レオンの動揺は激しかったが、それ以外は何が起こったのかわからなかった。
「もっとこう、『ハハハ無駄だ!』とかないんですか?」
カレンはつぶやいた。
「タケルのそれは『神魔殺しの剣』だな」
レオンは興奮して続けた。
「うむ!あれは厄介なしろものだ」
ベルゼブブも応える。しかしその傷は急速に修復されていく。
「人間とはいえ、命のこもった一撃だからな」
「…」
もはや、会話のレベルについてこれるものはおらず、レオンとベルゼブブが語り合っているにすぎなかった。さすが異次元だ。




