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救出作戦
「その場所」は、悪魔と天使の永遠とも呼べる戦の、最前線に近い場所にあった。元々は神の支配権であった期間が永く続いた領土だったが、悪魔の計略により、陥落し、ヒナタの霊的存在もその奥に幽閉されていた。巨大な「魔力吸収結晶」と同じような原理で、その姿は巨大な水晶としてしか存在していない。
元々戦力を増強する目的で召喚されたヒナタにとっては悲劇でしかなかった。
その入口に立つのは、レオン、カレン、タケル、クララの4人。タケルは例の箱から、あるものを取り出した。
それは、刀の柄だが、刃にあたる部分はない。柄だけの刀だ。カレンもレオンも、その存在を知らない。それが何の役に立つのか、わからなかった。
「それよりレオン、堕天使が悪魔と戦っていいの?」
クララは心配そうに尋ねる。レオンは自信に満ちた笑顔で言った。
「ここを統括しているのは「ベルゼブブ艦隊」の連中だから、俺の所属と違う。知り合いもいないだろう」
「ご主人様のことはカレンが護ります」
タケルは力なく、だけど久しぶりに笑って言った。
「ありがとう、カレンは優しいな」




