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猪突猛進ナル妹のビッグバン  作者: 月読カイト
三 そして妹はいなくなった
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胎動するものたち 

 ブゥ…ン

 レオンとカレンが、帰還した。待ちわびたクララは尋ねた。

「どうだった?」

 カレンは青ざめていたから、レオンが口を開いた。

「やはり異次元に、思念体としては存在している」

 タケルはそれを聞いて起き上がった。何でもいいからヒナタに会いたかった。

「だが、かなり危険な場所だ。行くなら、クララはやめとけ」

「わたしも行くよ?」

 クララは微笑んだ。

「タケルにも迷惑かけたし」

「…勝手にしろ」

 レオンは、人間が愚かな生き物であることは、わかっていた。

「ご主人様!ヒナタ様を助けに行きましょう!」

 カレンに言える、精一杯の嘘だった。

「可能性が少しでもあるなら、俺は行く」

 タケルの決意は固かった。



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