前へ目次 次へ PR 53/84 思念の転送 「欺瞞じゃな」 スクルドはにやにやしていった。 「人の目をもってしてごまかせても、我の目『神の目』は欺けん」 カレンの顔色が変わった。 「それでは…!」 「思念としてのヒナタは、もう下界には存在せんな」 「こっち側に来て、転生しておろう」 「やはり…」 レオンは一番悪いことがあったように、頭を抱えた。スクルドはカレンの方を向いて、にこやかにしゃべった。 「つまり死んだのと同じじゃな。下界から、こっちの世界に強制転送されておるから」