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観測者 スクルド
そこは異次元の中でも、わりと小さ目な惑星であり、その地下に、シェルター施設が存在した。
彼女はそこにいた。
「おうレオン!来ると思っておったぞ!」
カレンはびっくりした。堕天使にいざなわれてきた、このいかめしい施設に似つわかしくない、真っ白な衣。純白の羽。天使だ。大きくつぶらな瞳。長い睫毛に、光る肌。
美しい!とカレンは思った。
「スクルド、すまんな。忙しいのに」
「まあ今回は異例中の異例、だ。致し方なかろう」
メガネをとって彼女は微笑んだ。
「こちらは下界で魔法警察をしてるカレンさん。こちらは」
「名は自分で名乗る主義だと申しておるに!我はスクルド。片羽の天使じゃ」
常に彼女は和やかだ。レオンはカレンに囁いた。
「こう見えて怒らせるとたちが悪いから、きをつけろ」
「こんにちわ!天使さん」
カレンは精一杯の笑顔で言った。
「おう知っておるぞ。人間の分際で魔法警察と称して禁じられた魔法を使役する愚行は、天界にまで轟いておるわ」
スクルドはわくわくしている。
「天罰が下されるとすれば、真っ先にお主らじゃろうな」
「縁起でもない話はそれまでにして。大天使よ、今回の件をどう思われるか」




