前へ目次 次へ PR 49/84 生存確率ほぼゼロ カレンは続けた。その重苦しい雰囲気を振り払うつもりで。 「レオンさんの観測の方が、私より速かったのが気になります」 レオンさんを見つめていった。 「あの現象は、魔界から発せられたものではないのですか?」 レオンはカレンを凝視して応えた。 「魔界とか天界とか、それはわからんが、ともかくこの次元から発生した事象ではないな」 「で、あれば」 「可能性は極低確率で存在する…だが」 レオンは言いたくなさそうに言った。 「仮にそうだとしても、妹はもう元には戻れん」